母が楽しみにしていた「野球」が始まりました。岩手のお母さんも野球好きだったでしょうか。母はいつから阪神フアンになったんだろう。若い頃は、興味なかったと思うんだけど、今は、テレビで見て、たいてい大阪はサンテレビが最後まで放送してくれると思うんだけど、ナゴヤとか、ヒロシマだったりしたら、テレビ中継も終わってしまうし、神宮ならテレビ中継もされないと思います。
それでも好きだから、フトンの中に入って、ラジオで聞いていると思います。大差がついても聞き、勝てば「○○が勝った」と喜んであげるのかな。おそらく、いろんなメディアを通じてハンシンの選手たちに親しみを持つようになってきたんでしょう。
だから、「フジナミあかんなあ」とか、「ヤノかっこええで」とか、あれこれと言うみたいです。
私は、コメントする立場にありません。結果もそんなに興味がないし、テレビそのものも見ませんでした。たぶん、これからも見ない気がします。
我慢して見ていられなくなりました。ものすごくとろくさいものに見えてしまうのです。他のつまらない番組とか、CMだったら、いちいち感心して、ホーとか、この人誰? とか、奥さんに訊くのに、野球はいけません。プロ野球も、高校野球も、テレビで映っているものは見られなくなりました。
スタンドなら? ひょっとしたら、いけるかもしれません。トイレいったり、焼きそば食べたり、ビール飲んだりするかもしれない。写真撮ったり、お客さんたちのどよめきを楽しんだり、野球というより、その周辺部には興味があります。
そうです。昔なら、この人を見たい、というのがあったでしょうか。今だったら、ヤクルトの山田の打席、広島の菊池の打席くらいかな。阪神だったら、見たい人いないなあ。鳥谷君なら、ファーストゴロとか、セカンドゴロかもしれないけど、カキーンと二塁打というのも楽しみでしたっけ。
でも、もう鳥谷君もいません。ああ、阪神って、私にとっては魅力のない集団になってしまった。私は何が見たいのやら……。
まあ、そう言わないで、決めつけないで見てみましょう。つまらないCMなら延々と見ていられるのに、野球だとイライラしてくるって、なんでなんだろうな。もう一度実験してみましょう。今夜もどうかな? 何か私を引っ張ってくれる選手が必要です。このままだとすぐに逃げだしてしまうでしょう。自分にたずねてみます。