甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

ミカンの花咲く宵

2020年05月20日 18時23分03秒 | 草にうずもれて

 朝、光がさして、うちの庭に養成しているドクダミに日があたっていました。

 今、花のシーズンで、この時期のドクダミは、いろいろな効能があるらしい。キレイに洗って、しっかり干したら、お茶にもなるという話だから、うちの奥さんはちゃんと実践しています。自分のところの庭で収穫できるって、なんかいいねえ。

 ドクダミは、ナメクジにもやられないし、トカゲやカナヘビ、いろんな生き物たちに守られて、スクスク伸びています。エライなあ。まあ、人間だって、よそではみんな立派に育っているのかな。

 うちは、どんどんくたびれてるけど、まあ、何とかなるでしょう!


 すごい匂いのするプリペットも、今が盛りです。あんなにスズメたちにかじられてたのに、花は咲かせました。花が咲くと、スズメたちも、このむせかえる匂いにやられて、来ないんじゃないかな。そうです。ヒヨドリだって、しばらく来てないかもしれない。


 お昼ごろ、たまたまミカンの花の咲いているところに行けました。実は、あまりに眠くて、休憩がてら、少しだけ外に出てみました。

 これは、前にも書いたけれど、本当になつかしい匂いがします。匂いがなつかしいのではなくて、この匂いを感じると、ノスタルジックな気分になるのです。

 何も思い浮かばなくても、具体的な思い出の映像がなくてもいいのです。ただ、小さい頃に嗅いだこともないのに、ふるさとやら、思い出やら、自分の大切なことや、家族や友だち、いろんなことを考えなさい、と諭してくれるというのか、すごく説得力のある匂いなのです。

 ハチもたくさんいました。クモも、蛾も、いろんな虫たちが来ていた。あの子らも、居ても立ってもいられなくて、あっちの花、こっちの花とめぐっているようです。もともと虫はせっかちだけど、いつも以上にせっかちになって飛び回っていた。


 アオスジアケハもいました。近くには来てくれなかった。


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