私たち夫婦は、それぞれ好きな絵本を抱えているようです。今さらながら気づきました。私は船の写真やらポスターも好きですけど、そういう絵ばかりの本、いくつかあります。進水式絵ハガキばかり集めた本だって持ってます。
そして、モーリス・センダックさくの「かいじゆうたちのいるところ」(1975 冨山房)は、1993年に買っています。子ども用ではなくて、自分用に買ったみたいです。なぜ、買おうと思ったのか、それはわからないです。話題だったのだろうか。
2年前に亡くなった加古里子(かこさとし)さんの絵本、これはいつからうちにあるんだろう。1966年初版で、1991年の50刷 福音館
たぶん、チラッと見て、ひとめぼれで買ったのだと思われます。定価600円で安かったから、すぐに買えたんでしょう。そして、パノラマ地図好きの私には、たまらない内容だったから、気に入ったはずです。でも、しばらく忘れていました。
うちにあるのは本の状態だけど、これを一つの巻物にしたものがあるそうです。まるで横山大観の「生々流転」みたいです。
そうです。「生々流転」も好きでした。雪舟の「山水長巻」も好きでした。だから、何年か前の秋に、防府に雪舟を見に行きました。わりとホイホイ行ってしまう方かもしれない。「生々流転」は国立博物館かな? 東京芸大?
これも私が買った本のようです。うちの奥さんは「こんなの絶対買わない」ということでした。
1992年に偕成社が出しています。そして、その翌年の4月、どういうわけか私は東京の渋谷にいて、この本を買ったということです。
記憶にないですね。でも、中を見てみたら、私が買ってもおかしくない本でした。
よくわからないままに、うちにあるいろいろな絵本、あとは何があるかな?
と思ったら、「夜汽車」という絵本と「日本の歴史」という絵本、どちらも西村繁雄さんの作品で、この人の本も買っているらしい。私は細密な絵に惹かれるみたいです。あこがれがあるんだろうな。