ずっとZARDさん(90年代)だったのに、それがEBTGになったり(もちろん90年代)、U2(80年代末)を引っ張り出したり、でもU2はイマイチ心に響かず、サラ・ブライトマンにしたり、もうワチャクチャになっていました。
昨日、大阪から帰ってきたら、スティーリーダンの「ガウチョ」(1980)にしました。とても心地よかったけれど、ブログなど、あれこれしているあいだに3回くらい繰り返して、さすがの「ガウチョ」だって、もうダメになってしまい、本当なら、ボブ・ディランにいかなきゃいけないところを、Styxにしてみました。
これまた懐かしいです。私が洋楽を聞き始めた70年代末、アメリカのロックバンドはどんどん日本に進出していました。その中でベテランだけど、いまいち光が当たっていなかったこのバンドも、この「コーナーストーン」でやっと日本でもメジャーになりました。
アメリカでは、もっとライブとかでガンガンやってたんでしょうね。このあと、2枚くらいヒット作が出ますが、私は、もう「コーナーストーン」で満足していたから、もう後追いはしなかった。どうしてなのかな。少し芝居がかって、大掛かりで、いかにもライブしますよ、おもしろいし、ドラマチックですよというのが見えたのか、作り物っぽかったのか、もっとサッパリした音楽が欲しかったのかもしれないな。
でも、サッパリしたロックというのは、作る方は大変で、ごひいきのイーグルスなんて、
「ホテル・カリフォルニア」でヒットしまくって、次が出せなくなり、何年ぶりかで「ロングラン」を出して、それから30年近くアルバムが出せなくなり、とうとう消滅してしまうくらい、シンプルなロックをめざすと、アルバムは作れなくなります。
何か、ロボットだよとか、エスケイプだよとか、ヘビメタのギターだよとか、よろいかぶとがないと、音楽も簡単に作れなくなってしまう。単純に愛だの恋だの歌えなくなるのでした。それが難しいな。
Styxは、ライブとか意識しすぎて、音楽がなくなってしまった。お客を楽しませることを優先しすぎて、自分たちを失ってしまった。ベテランでボツボツとアルバムを出してた頃とは環境が変わったんでしょう。売れたら、同じように売れたかったんだろうな。
ああ、当時の音楽ビジネスって、何が売れるものだったんだろうな……。とりあえず、エレクトロニクスと折り合いをつけていくのは大変だったでしょう。シンプルなロックは求められていなかったんだもん。
先祖返りのKnackというシンプルなバンドもいましたけど、やはり彼らも長続きできなかった。シンプルはシンプルですぐに壁にぶち当たってしまっていた(80年代の話です)。
とにかく、私は、「コーナーストーン」は、LPも、CDも持っています。Styxの「コーナーストーン」は好きでした。LPは当時の彼女に自慢して聞かせていましたね。なのに、彼女は今ではそんなのあった? という感じかな。
まあいいや、私だってあやしいもんです。あんまりカケラも残ってない感じ? いや、どこかにある感じかな……。
さて、昨日、奈良県立美術館に行ったんでしたね。そこで不染鉄さんの作品は見られませんでしたね。でも、そこの売店で、なんと不染鉄さんの図録(昨秋の図録)と絵はがき集を売っていました。どちらも2500円でした。
図録も欲しかったけれど、既視感があったので買わず、絵はがきは手元に置いておきたいので買いました。
絵もさることながら、そこの文章、そんなにたいしたことは書いていない気がするんだけど、それを読ませてもらいたくて、それらをいくつか読ませていただいて、何かの参考にしようと、その楽しみで買いました。
絵が欲しいんじゃなくて、文を読みたくて、絵はがき集を買いました。第4巻になっていたので、すでに三巻あるみたいです。でも、すでに売り切れていて、ミュージアムショップにあるのは4巻だけで、それでもいいやと買いました。
本当なら、それを取り上げたいところなんですけど、昨日も今日も、ちゃんと本を読んでなくて、ブログしたり、お酒飲んだり、いつものつまらないことをして、明日以降にしたいと思います。
そうです。恐ろしいことに、『紅楼夢』の分厚い本に昨日、手を付けました。たぶん、挫折すると思うし、昨日だけでも、挫折しそうだったけれど、よくぞ、そういう本を手に取りましたね。
ハイ、何となく、昔に戻りたがっていて、『戦争と平和』も読み切りたいし、『大地』(パール・バック)だって読み返したい。
何がしたいのか、わからないけど、とりあえずやりたいことをやらせてみようと思います。どうせ、すぐに挫折するんだから、せいぜいあれこれ手を出させよう!