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合歓の花が咲いて、また落ち着かなくなりました。アジサイと名松線は、うまく撮れそうなところがないので、半分あきらめて、とにかく合歓の花を探しました。これは今だけですから。
伊勢八知から大洞山にサヨナラをして、渓谷に入っていくと、次の駅は比津になります。それまでの景色はなかなかで、どこかでステキな写真を撮ろうと思ったりしますが、なかなか撮れません。
両側から山は迫ってくるし、台風シーズンなら、どうぞ山よ、崩れてくださいという感じです。こんなところをどうして電車は走るの? 誰もいないのに……、という感じ。
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鉄橋のところで、合歓の花を見つけます。実は、そのちょっと前に電車が鉄橋を走り抜けていき、あわてて振り返ったら、川沿いからニョキッと出ている合歓を見つけたというところでした。
しばらくは電車は来ません。
というわけで、あともどりして、君ヶ野ダムの下に行きました。ここは雲出川の支流、八手俣川と本流が合流する地点で、その上を電車は走っていきます。
それで、またも合歓の花を見つけます。
そうなれば、私の1万円カメラで、ねむと名松線を撮るしかありません。
ずっと待ち続け、やっと撮れたのは2枚だけで、その1枚がこれです。連写できたらいいんですけどね。
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ああ、そして私は家路につき、山の端の夕陽を見て、JAで貯金したのであります。お金はちっとも貯まらないのです。
1 合歓の花 政策論議のない選挙
2 アジアにて テロのつづいて ねむの花
無理無理俳句でした。