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まだ9月の初めなのに、朝晩はしのぎやすくなりました。気づいたら、小さくなって寝ている時もあるようです。もうひたすら、アルマジロみたいにお腹を隠して丸まっているから、何とかやり過ごしているけど、うっかりすると風邪でも引きそうな季節の変化です。
まだまだ暑い日を用意しているくせに、台風をチラッチラッと2発も見せたり、うっかりしてると、日本にも来ちゃいますよとアピールしながら、秋は少しずつ来ているようです。
秋って、こんなに根性ワルでしたっけ? 長雨は持ち味として持ってたけど、8月にそれなりに水分は落としたはずですけど、ふたたび長雨を持ってくるんだろうか。また、忘れた頃に雨もドーンと寄こすんでしょうね。
秋の知らない一面を見ているようです。
秋って、もっと優しいキャラだと思ってたけど、今の時代は秋だって暴れん坊になっちゃうんでしょう。もうみんな人間も、季節だってわがままになってるかもしれないな。
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余裕を見つけて、散歩するようにしてるんですけど、日曜日に第1回目のワクチン接種をしてから、その前もその後も気持ちに余裕がなくなりました。
何だかソワソワして、読書もできないし、テレビはもちろん見ないし、ニュースも見てるだけで腹が立ってくるし、何にも受け付けなくなりました。
草花や小さな生き物には、素直に向き合えるのに、それ以外はたいていイライラしてしまうようです。どうしたんでしょうね? コロナのプチうつ?
接種会場は、係の人たちが粛々とやってくれてて、待たされても穏やかにしていられました。
注射は、しばらく痛かったし、その晩は寝返りも打てないほど痛かったけれど、これはしなければならないこととして割り切ることができました。
その他は、東京のエライお方たちのすること、言うこと、すべてがイヤで、ニュースなんて見ない方が精神衛生上よくって、何も見ないようにしていました。あとしばらくバタバタやってるんでしょう。こういう時だけテレビは雄弁です。無責任な情報をたれ流しにすればいいのだから。もっと報道の皆さんも、必死になってあの人たちのウラの面をえぐり出してくれたらいいのに、そういうことは面倒だし、誰もやらないみたいです。
これじゃあ、ベラルーシ、ミャンマー、ロシア、北朝鮮、中国なんかとそんなに違いはない感じ。いや、少しは違うかな。わからないですね。
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庭の草むしりもしました。蚊はやってくるけど、蚊でもがんばってるんだと思えるくらい、大らかな気持ちになれました。蚊取り線香をしていたら、みんなスゴスゴと帰って行ってくれました。
庭のメダカの鉢には、2匹のオトナと、数ミリの小さなメダカが1匹。これは2匹の子どもなのだと思われます。もっと他にもいてもいいのだけれど、他はみんなオトナに食べられたのかもしれない。
気づいた時に離してあげなきゃいけないのに、私の怠慢で放置していたら、こどもはたったの1匹だけになってしまった。
一番グータラでダメダメで、ムカツクやっというのは自分自身でしたか! ああ、情けない。
でも、小さいメダカが1匹でも、とにかく大きくなってくれることを祈るしかありません。
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そういえば、うちの庭に、朝になるとやってくるハトの子どもがいました。
何を食べるというのではなく、じっと木の陰、草の中、フェンスの上、とにかく動かずに朝から晩までいて、夕方になって親が迎えに来ると一緒にどこかへ行くハトのこどもがいたんです。
1週間くらい、うちで昼間を過ごしたんでしょうか。その間は、ずっとうちの奥さんの観察対象になって、ほとんど動かず、鳴きもせず、ひたすら1日を過ごしていたようです。
私も、そんな風に何にもしないで同じところで何をするわけでもなく、時間が過ぎるのを待ち続けたこと、あったような気がするけど、あの無為な感じ、そういうのを思い出させてくれましたね。
だから、夕方になって、家族に迎えられると、うれしさ100倍で、そんな楽しい夕方もありましたっけ。
大きくなる時って、こんな何してるんだかわからない、何となくムダで、間が持たない時間を、延々と待つことって、ありましたね。
それがハトのこともの場合は1週間で終わってしまって、こどもはもう若者になったんでしょうか。
ついこの間、つぶれたハトのたまごを見たばかりだったけれど、それとは違うはずのハトのこどもには、どんどん大きくなってほしいです。また会えるかな。ぜひ来てもらいたいけど、違う世界に行くんだろうな。