先日、大阪のフリマで、怪獣バキシムを購入いたしました。その前に実は欲しいモノがありました。
それが昭和のガメラシリーズに出てくるギャオスのフィギュアでした。こちらは他のガメラシリーズの怪獣たちと一緒に並んでいました。ジグラが2つ、バルゴンが1つ、ガメラが2つくらい。その中でギャオスも1つありました。
800円でした。たぶん売り出されたときは1200円だったと思うので、あまり割り引かれていません。それで、少し意欲が出なかったんですね。これが500円とかだったら、ポンと買ったかもしれない。
そこが微妙なところです。欲しいのなら値切ればいいのです。そんなことはしない私は、ただその売値がすべてになってしまって、そこで止まってしまうんです。
だったら、フリマじゃなくて、がらくた市とか、ゴミ捨て場に行けばいいんだろうけど、そんなところに行くチャンスがありません。
だから、結局、ギャオスは買いませんでした。
うちにはガメラはあります。昭和のガメラで、たぶんうちの子をそそのかして、私が買ってあげたんでしょうか。ガメラは1つ備えておこうと思ったのかな。
だったらライバルのギャオスが必要だけど、とうとう今までギャオスを買うチャンスはありませんでした。
金子修介さん監督のガメラでは、ギャオスは人間を食べてしまいますが、昭和のギャオスは肉よりも血でした。
そんなに血が好きなら、血液を遊園地の巨大回転台で噴出させて、そこにギャオスがのっかったら、回転を速くして目を回させようというとんでもない作戦が立てられます。
今から考えれば、荒唐無稽だけど、子どもたちはハラハラして見ていたのかな。それをやらされるギャオスは、つらかったろうな。そこにどれだけリアリティを持たせるのか、ギャオスの演技でドラマが決まってしまうのです。
ずっこけたらコメディになるし、おどろおどろしい大映映画なんだから、ここはリアルに怖く迫らなきゃいけないし、中に入っている人も大変だったろうな。
そういう遊具のある遊園地、関東にはあったのかな……。
ゴジラシリーズも、ガメラシリーズに対抗して、シェーしたり、コミカルな演技をしたり、大変でしたね。もうそのころから怪獣映画は限界があったのかも……。