梅雨明けのわが家 蒸し暑さと蚊だけ

　ついこの間まで、うちの庭はいろんな花が咲いていました。

アジサイ、アガパンサス、ムクゲ、アロストロメリア、リクニス、アゲハの好きな花その他色々、それらが梅雨明けとともに消えてしまった。と思ったら、ポツリポツリとアサガオが咲くようになりました。

　まだまだとても小さいけれど、それなりに楽しみです。

　それにしても、うちの庭は「ア」で始まる花が多いです。奥さんの好みかなあ。私は、何か趣味がありますか？　大好きだったカモミールも、花をつけてもとうとう無視したまんま、一度もさわってあげなかったし、花を収穫することもしなかった。ああ、何ということでしょう。

　嫌いになったわけではありませんが、初夏からずっと庭に出ることがありませんでした。いつも朝雨戸を開けて庭を見渡すだけでした。

　すべてのお花が無くなって、俄然元気が出て来たのはルドベキアです。



　さびしくなって、草ばかりの庭に（だから蚊がたくさん住んでいます）、あちらこちらでルドベキアが開き始めました。

　通路沿いに咲こうとしていたのは移動させたのだけれど、だいたいはみんな適当な場所で、それぞれ花をつけ始めた。これから１ヶ月くらい、毎朝元気な姿をみせてくれて、雨戸を開けると、「おっ、オハヨウ」とふりむきざまに一声かけてくれそうな、そういった頼もしい花たちです。



　それとはあまり関係ないけど、この前ものすごいオニユリのタワーを見つけたので、撮らせてもらいました。地元の人はあたりまえなんでしょうけど、私は珍しかった。

　それと、表紙には今日見つけたイトトンボです。この飛ぶ姿が優雅で、あまり飛ぶのが得意でない様子もかわいらしく、もっと仲良しになりたかったけれど、まわりの人はあまり好きではない様子です。みんな逃げていきます。ブンブン飛べるトンボは、もっと攻撃的だったりするのに、この子らは本当に控えめでビックリでした。




★　一年経過して、やはりルドベキアが咲き始めました。とても暑いけれど、この花たちには元気をもらいます。何かしてくれるわけではないけれど、うちの庭にきっちり夏の到来と梅雨明けを教えてくれて、１ヶ月くらい私たちを見守ってくれるんですからね。ありがたいことです。