10月になりました。うちの子の誕生日だってやってきます。ああ、もうそんな時なんですね。その度にドキンとさせられてしまいます。うちの子が生まれるとき、あの時私は何を考えていたことでしょう。あまりたいしたことは考えてなかったけれど、とにかくちゃんとした仕事をしたいと思い、家族を幸せにする方法はないものかと、漠然と不安でしたっけ。
今は、不安はそんなにないけど、心配はいろいろとあるような気がします。まあ、つまらない心配だから、そんなに深く悩んではいない、みたいなところですね。
朝は晴れていた今日、奥さんと「野原・一箱古本市」に出かけました。
野原って、のっぱらではないですよ。ちゃんとした地名です。三重県の大紀町というところは、海から山までいろいろ含んでいて、その山間部の、宮川沿いの集落の名前です。
ここに数年前から、古本カフェということで、めがね書房というお店ができています。そこが主催する古本市で、県内外から参加しようという人たちが集まり、ささやかな古本市がありました。私は主催者じゃないから、「ささやか」というのは失礼だから、「かわいらしい」手作り感いっぱいの古本市がありました。
めがねさんは、主催者だし、本業はカフェなので、テントを出してコーヒーやら、手作りクッキーやらを出しておられました。伊勢の河崎の古書店のぽらんさんは、お店と駐車場係をされておられました。みんなで協力して支え合っているんですね。たいしたもんでした。
私たち夫婦は、出店者でもないし、ただの野次馬として参加して、めがねさんちの駐車場で行われている古本市を見に行きました。
とっかかりのお店で、1冊50円ということばに負けて、「こども歴史新聞」(2012 世界文化社 定価2千円)と「13歳のハローワーク」(村上龍 2003 定価2600円)を百円で買いました。
最初っから大きな荷物を背負い込むことになりました。
それから、地元のお話の読み聞かせグループのお店で、
「おせっかいな神々」(星新一 新潮文庫)、「名将言行録」(社会思想社)の2冊を百円で購入しました。合計4冊を二百円で買ったことになります。
奥さんもいくつか買って、「細かいお金がないの」と言うので、私の小遣いから出してあげました。2冊ほど買ったんでしょうね。
それから、私たちは地元のヒガンバナを写真に撮ったり、公園を見つけて遊具を撮ったり、彼女が「ねこまんま」という草花も撮って、のどかな休日を過ごしました。
さて、今夜は、何をしましょう。あまりパソコンばかりしていないで、もっと本でも読まないとダメですね。そうします。早く寝ることにします。
これからは?
お買い物に行って、昼寝でもするかな。のんきですね。怖いくらいだ。
こりすがかわいらしかった。
これが「ねこまんま」か。おままごととかで使ったそうです。すごいなあ。
きっと農薬をまかない田んぼなのですね。ステキ。