15時をまわりました。暑さのピークは過ぎたんでしょう。太陽の光は斜めから降り注いでいます。もちろん、暑いし、風もありません。
夜になれば、オリンピックの開会式が始まるでしょう。誰もそんなの興味ないだろうと高をくくってたら、世の中をなめてるととんでもなくて、中に入れないのに、競技場を見たい! 集まってくる選手を見たい! ものものしい警備を見て、大会の雰囲気を味わいたいと、せっかく四連休を設定したのに、家で休んでないで、会場あたりをうろつく人々がたくさんいるようです。
そういう人々をとらえて、報道してしまうマスコミにも困ったものだけど、物見高いのはマスコミの人たちもそうでした。そういう人たちだから、マスコミみたいな世界で仕事をしているわけだから、ネタになるのだったら、うちわネタだろうが、悲しいネタだろうが、大会関係者を問責しようが、何でも取り上げることでしょう。
こうして作られた熱狂の静かなオリンピックが進んでいくわけですね。
それで、感染が広がらなければいいけれど、確実に若い人たちの間で感染は広がるでしょう。政府もお願いはするけれど、対策はしないのだから、無策のままうろたえつつ感染列島は窮地に陥っていくわけです(私の自虐ネタはよくないことだけど、せめて政府だけは自虐ネタなんてしないでほしいな。建前だけでも、誠意をもって前向きにやってもらいたいけど……)。
もう本当に自衛しかありません。自分のことは自分で守るだけなのか……。
てっきり、国というのが存在して、国民を守る政策を行ってくれるものだと信じていたけれど、それよりも経済政策が大事で、S首相は来日しているP社のCEOにワクチンお願いねと、今日も一時間ほど頼んだそうです。選挙のために土下座でもしたんだろうか? まさかね。そんなことしても、相手はすでにホクホクなんだから、ニコニコと対応したと思いますよ。良かったねえ。
だったら、わざわざお願いする必要もないけど、一時間かけて確約を得ねばならなかったんでしょうね。契約もしたかもしれないな。
いろんなことでケチがついてるオリンピックでも、人々はしっかり満足しているし、聖火リレーだってとうとう日本一周してしまいました。何もかも型通りにやらなきゃいけない私たちなんですね。
そして、聖火リレーでは、無観客と言われてたのに、無料で配られる記念グッズに押し寄せたのかもしれない。みんなを品物で釣って、すべての議論は放置して、突進しているんですね。すごいなあ。
うちの近所にも、避難してきたり、ここぞとばかりに観光しようとしたり、ここぞとばかりにプール遊びしたり(今日の方が暑いのに、今日はしないみたいです。昨日で疲れたんでしょうか?)、いろんな休みの過ごし方があるようです。
とにかく、暑くて、日差しは厳しくて、もう何もかもカラカラです。なのに、むしり取った草たちは、相変わらずしっとりしていて、いくらむしっても草は元気。むしった人間はヘロヘロです。
季節は、カラカラの夏に進んでいます。
そうなると、たまには雨でも降ってくれよ、とお願いすると、とんでもない災害と台風みたいなのが来るし、適当なことは何もありません。すべては極端にとことん突き進んでしまう。
ついこの前、みずみずしいところに行ってみようって、ホテイアオイの群落のところに行ってみたけれど、確かにそのまわりは水もあったりして、涼しい気もしたけれど、一歩離れると、水から切り離されたカラカラの世界がありました。
その中で、ブヨブヨのお腹と頭を抱えた私は、自分の居場所に困ってほうほうの体で帰ってきましたっけ。
草刈りをしているヤギさんはとても元気みたいで、しっかりお仕事していました。夏バテしないんだろうか。だったら、私も草を食べるかな。いや、それさえできない軟弱な私でした。
さあ、もう少し太陽が弱くなるまでしばらく耐えて、少し暗くなってきたら、外に出てみます。今はしばらく大人しくしています。