明日は２時に起きることにします !?

　２０日の朝、悲しい気持ちで起き出しました。私は２時間ごとに目が覚めて、奥さんから「真央ちゃんはダメで、ショックで寝れなかった」というのを聞いていたので、信じられないけれども、真実なんだろうと思いつつ起きたのでした。

　今朝は相変わらず寒くて、起きなきゃいけないと思っていて、いつも起きる時間を過ぎても、なかなか起きられませんでした。そうですね。朝になったのがうれしくないというのか、起きてテレビを見る楽しみがないというのか、とにかくしょんぼりして起きましたよ。

　当然マスコミのみなさんは真央ちゃんにインタビューをしました。テレビに出てきたステージ裏の真央ちゃんは、自分ではどうしようもない何かを感じていて、おびえているような様子でインタビューに答えていました。そういう姿を見ていると、「ああいう演技のあとだったのに、よくぞ切り替えられたものだ」と、彼女のけなげさを感じながら、とにかく出てしまった結果に私は少し呆然として、朝を過ごしました。

　あれからほぼ１日が過ぎると、タラソワさんが「マオは練習しすぎるのよね」と語ったとか、団体戦のときと、今回のＳＰのときと、ともに直前にロシア選手が出て、会場は大騒ぎになって自分の演技に切り替えが難しかった。そのせいもあって、団体戦とショートプログラムともに点数が出なかったのだとか、あれこれ分析が出てくるようです。

　でも、私は、彼女自身が、何か頑張らなきゃいけない気持ちと、動かない体と、練習ではうまくいくのに、いざ本番になるとうまく跳べないとかいう発言をしていたり、ものすごく引き裂かれた精神状態にあったのだなと知りました。これは今後彼女が引退したら、心理学的なことを研究してもらいたいなあと思うような課題です。ぜひ、後輩たちにも伝えて欲しい貴重な体験だと思います。

　どんなに実力があったとしても、やはりスポーツ選手はメンタルの面でものすごく影響されて、持てる力を発揮できないことがあるのです。それが経験も豊富で、オリンピックの修羅場も経験し、なおかつ、しっかり実績を積んできた真央ちゃんでさえ、例外ではなかったのです。

　真央ちゃんは、今後引退宣言を撤回して、再度挑戦する発言も起こるかもしれませんし、このままでは終われないという気持ちもあると思います。しかし、これから４年間というのは長いですし、そんなことより、あと数時間後の自分の演技に集中しないといけないと思います。

　けれども、どんなにフリーで満足のいく演技ができたとしても、本人の中にはやりきれないものは残るでしょう。それをどうするかは、彼女が決めなければいけないですし、まわりの人たちもまたあれこれ世話を焼いてくれることでしょう。私の関係ないところでそれは決定されるのですが、今回のこの心理面は研究してほしいです。

　ということで、何かポッカリ穴があいたような夜です。でも、終わったわけではなくて、これから数時間後の試合で決まることです。でも、これからの数時間はその数年前から積み重ねの上での数時間ですので、とりあえず結果は受け入れなくてはなりません。でも、真央ちゃんの心理に関しては、自身の発言とか、記録とか、体調とか、すべてを総合的に研究するに値することだなと思っています。まあ、私ができることではありません。だれかにしっかり研究してもらいたい。

　まあ、真央ちゃんだけじゃなく、いろんな人のスポーツ心理学みたいなものはあるのでしようけど、うまく生かされてないのだなと思いました。こんなことでは、あと４ヶ月後のワールドカップも不安です。ちゃんと責任のある人たちには取り組んでもらいたいテーマだと思います。

　ということで、俳句にしますか

　１　冬季五輪時差をも埋める人の熱
　２　大寒や選手の談話そこはかと
　３　冬五輪ただその人を応援す
　４　すれ違い夫婦をつなぐ五輪かな
　
今日のヘボ俳句はこれにて終了です。