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昔、ドナ・サマーの映画で「イッツ・フライデー」というのがありました。「ナイト・フィーバー」に二匹目のどじょうだったんですね。映画は見たことないけど、サントラはFMで聴いて、初めてのドナ・サマー体験だったので、何度も聴きました。どれくらいボンヤリ聴いていたことでしょう。本を読んでいればねえ。
いや、本を読むより何より、もっと有意義な時間の過ごし方って、なかったのかなあ。今さら言っても遅いから、今からでもコツコツ本を読んでいくしかないですね。何になるんだかわからないけど……。
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金曜の夜です。日曜が選挙ですから、明日・明後日に何かしようという意欲みたいなのがありません。ひたすら投票に行くというのを念じて、余計な外出は控えてしまう(えらく入れ込んでるけど、そんなに選挙って大事? まあ、大事なんだけど、それがあると落ち着かない、というのが正直な気持ちかな。だから、みんな期日前投票で好きな時間に済ませてしまうのかもしれない)。
やがて、選挙の結果にうんざりして、日曜の夜は憂うつな気分になるということをここ最近ずっと繰り返して来ました。今回はどうなるかな? あまり変わらない気がします。というか、みんなが変えようという気持ちを持っていないと感じます。
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選挙が終わって、いい選択をしたねと感心したことがどれくらいあったかなぁ。大抵の場合は、みんな真剣に選挙したのかと悲しくなる場合が多かった。今回も、何もかも許して、現状維持でいいや、みたいな結果になるのが情けないです。マスコミもそうだし、人々もそんな感じです。
今度の選挙も、政治家の人たちは、与党も野党も、みんな自分たちのことしか言わなくて、自分たちこそが世の中をよくするなんて空疎なことを話しています。
私個人としては、何も変えなくていいんです。ただ脱税したり、裏金をため込んだりした犯罪者たちを政治の世界からとり除いてほしい。それだけです。それなのに、政界というのは不思議なところで、何もかも許されている。まるでロシアのPがちゃんとした政治家に見えたり、イスラエルのNが国民を代表しているかのようにふるまっているのと同じです。どれほどのことをしても、政治の世界の中にいる人間は罪を問われない。そういう風になっているようです。ザンネンなことです。
法律がないというのなら、それこそ政治家を縛る法律を作ればいい。
でも、それができないから、暗澹たる気持ちになります。彼らは特権者であり、私たちが縛られる立場なんですね。そこから出るには、奮起して政治家になるしかないのか。
「金曜の夜は楽しい!」という前提は、今はありません。淡々とした生活に向き合う日々です。少しでも変化を与えて、せいぜい楽しく過ごしたいです。