甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

矢頭山初登頂!

2016年10月12日 21時28分56秒 | 三重・熊野さんぽ
 私は……に行った! なんて言うのは、キップやら写真やらを見たら、それらが証拠になると思われます。

 矢頭山に登ったというのなら、それなりの写真を載せればいいのですが、今日はやめておきます。今日はやらない気分なんです(どうしてなんでしょうね? 疲れたのかな?)。

 今日、少し寝坊しました。というのも、目覚まし時計が鳴らなかったんです。ついこの間まで時計はビンビンに鳴っていたのに、今日からは鳴らなくなりました。

 といっても、近ごろは私たちは年寄りだから、たいてい妻か私か、どちらかが目が覚めるので、仕方なくどちらかが起きるというパターンで、目覚ましはあまり機能したことが少なかったのでした。

 それで、たまに2人とも寝坊すると、そのまま寝てしまう可能性だって出てきました。困りました。うちには鳴らなくなった目覚まし時計がどれくらいあるんでしょう。最低3つはありますから、探したらもっとあるかもしれない。……ガラクタに関しては宝物がいっぱいです。でも、ガラクタは単純にガラクタかもしれないしなあ。

 そんなこんなで何となく遅刻しました。ほんの少し起きるのが遅れたために遅刻なんて、何だか大人ではないですね。大人なら、もっとビシッと目覚めなくちゃ!

 お仕事は順調で、いそがしかったんです。



 それとは関係なく、矢頭山ですね。

 登山口に大きな杉の木が2本、それ以外にも大きな木はいくつかありましたが、しめ縄が張られているのは1本だけ。そこから登山口までは舗装された道です。

 そこから一気に急登します。行き着くところのないひたすらの上りです。私は、ジャージのすそをまくりあげて、ヒョコヒョコ登りました。あまり周囲の景色は見えません。ずっと杉ばかりで、何だかつまらないと思いつつ登っていた。

 ……これが矢頭の大杉です。おや、この写真は私が撮ったものですね。もう回復したのかな?


 気づくと、杉からヒノキの林になっていて、そこもひたすら登るのでした。もう少し味わいながら登れば良かったのだけれど、案内をしてくれた友人は健脚で、スタスタ登っていくのです。

 「しんどかったら言ってください」と声をかけてくれますが、そこがオッチャンだから、しんどいのはずっとだし、一度自分を甘えさせたら、とことん甘えるのはわかっているし、黙って一番後ろからついて行きます。

 木漏れ日と秋の風がどんどん通り抜けていきます。でも、私はそれらにあまりこころ動かされないようにして、黙々と登山マシーンになろうとするのですが、もちろん、そんなのにはなれなくて、すぐにへこたれていました。へこたれながら、黙々と歩み続けた。

 矢頭山は4つくらいのピークがあって、一番東側から4つ目にやっとてっぺんにたどりつく形です。尾根伝いにあるくので、南北は切り立った崖のようになっています。まさに毎日眺めているとおり、地面にそそり立つうちわみたいな山を、細い山のいただきを、木々のガードレールの中を歩いていく感じです。

 何度かてっぺんらしくものを越えて、南に展望が開けた、大洞山や高見山、飯高の山々、できれば松阪のお山である堀坂山も見つけたかったけれど、それはわかりませんでしたが、そう思ったとたんに最上部にたどりつきました。

 

 そこから、今度はのぼりよりも傾斜のきつい下りを、ひもをつかんでブランブランしたり、足下の登山道が崩れたり、どこを歩いていいのかわからないまま、ゆっくりと足の感触を確かめながら降りるなどして、かなり神経と膝を酷使して、1時間くらい降り続けて、やっと下り道から解放されたときは、何だかうれしかったんです。

 というわけで、あまり写真は撮れなかったんですね。ずっとトイレにいきたい気持ちもあったかもしれない。ものすごく耐えに耐えた下山でした。できれば、もっと山頂を味わいたかったのだけれど、そんなに広い山頂でもなくて、切り立った尾根の一番高いところの、ほんの少しだけ平らなところにポツンといさせてもらったような、人間としては頼りない気分で、そのままに降りてきたので、何もかも味わい尽くす余裕はなかったのです。

 でも、とうとう制覇したという気分はありますし、毎日見上げる山なので、またあそこに行ってみたいな、という気分にはなるでしょうね。でも、簡単なことではないから、過去に登ったことはあるけど、下りは大変だったなと語って、それで終わりになる可能性もあります。

 それでもいいです。疲れたし、写真はないけど、満足感はいっぱいです。明日から、また空に切り立つ矢頭山を見ていくことにします。そうしたら、何か見つかるかもしれないし……。

 


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