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おととい、仕事の関係で弟が三重県まで来て、ついでにわたしんちに泊まっていきました。それで、昨日はお昼前から釣りに出かけ、私はヘロヘロになりました。彼はやりたいことのためには全力でがんばっていく人なのだとつくづく思います。
私は、何かにとらわれて思い切りできないタイプです。そこを振り切ればいいのに、なかなかできません。それが私の限界です。まあ、私はコツコツと人のやらないことをやらなくちゃとは思っています。そして、みんなにびっくりしてもらえることをしなくては!
はたしてコツコツ何ができているのやら、何もできてないですね。まあ、がんばります。
大阪に帰る彼と分かれて、夕方家に帰り、少し昼寝をして、テレビをつけました。もう結果が出ているのかなと見てみました。
春夏優勝をめざす大阪桐蔭高校と仙台育英高校の試合は、もう8回になっていました。照明もついていたかな。スコアは0-0です。どちらもがんばっていました。
仙台育英高校は、いつもすごいピッチャーを擁して大会を勝ち上がるのだけれど、今年はこれまた特別で、全国で一番遅く出場が決まった、宮城大会でも引き分け再試合を行ったり、甲子園に出てくるまで大変苦労して出てきた学校でした。
ピッチャーは長谷川くんというらしい。サウスポー。テイクバックは少なく機敏な動作で打者に向かっていきます。おそらく打者はタイミングが取りにくくて、一二の三ができないのでしょう。一二んというのか、三でもないし、んでもないけど、タイミングを取りづらい人みたいで、大阪桐蔭のバッターも打ち崩せていない。
しかし、8回はランナーが二塁にいるようでした。レフトとショートの間を微妙にフライが落ちて、ランナーは生還して大阪桐蔭に貴重な1点が入ります。
8回裏、仙台育英は投手の長谷川くんが二塁にいて、ヒットが出たとき、前進守備の外野からすこし返球はそれましたが、二塁から帰ってくるのは大変だったらしく、ホームベースでアウトになってしまいます。ああ、同点ならず。桐蔭のピッチャーはエースナンバーではなく、11番をつけていますが、強打の育英打線を寄せ付けない。なかなかいい投手が2人もいるもので、すごいところにはすごい選手たちがたくさんいるようでした。
9回表、全力疾走したばかりの長谷川くんは、力をふりしぼり、先頭打者を三球三振でアウトにしてしまう。ここはふんばりどころと見て、自分もしんどいけれど、最後の力をふりしぼったようでした。
次の打者からは少し苦しんだけれど、とりあえず抑えて、9回ウラの攻撃、ツーアウトになりながらも(3番・4番が凡退した後)、ランナーが2人出ます。次のバッターが放った打球はショートゴロで、ああ、終わりだなと私は見た。実際にいつもの型どおりの終わりの画像が見えた。バッターが一塁にヘッドスライディングし、送球はそれよりも早く一塁手に届いていた。
終わったはずでした。
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テレビの解説の方が、「二塁でホースアウトでも良かったはずが、慎重にファーストに投げたんでしょう。ファーストの選手も、二塁に投げることもあり得るけれど、ここはファーストなんだな、それではしっかり捕球して、しっかりベースを踏もうとして、足が離れたしまったようです」と話しておられた。そういうことか。みんなが同じ画面を共有していたんです。
ライブ映像では、おきまりの試合終了の画面なのに、別方向からの映像が流されると、一塁手がバタバタしていて、踏むのが遅れるのが見えていた。
実況中継のアナウンサーは、「セーフです。セーフです」と繰り返していて、試合は終わってないことを強調している。実況としても、何が起こったのか、落ち着いて試合を見なくてはという気持ちになったようでした。
そしてツーアウト満塁で、試合の後半に入ったセカンドの選手・馬目くん。字幕が出たときに、「まめ」でもないし、「うまめ」でもないし、「うまのめ」くんかなと思っていたら、「セカンドはまのめ君に変わりました」というアナウンスで、「ははあ、まのめと読むのか、人の名前ってムズカシイもんだな」と私。確か9回表から出ていた選手でした。
その馬目くんは、前進守備の外野の頭を越す打球を放ってしまいます。センターの選手は途中まで追いかけていたけれど、背中しか映らないのだけれど、その顔が想像できるようなうつろな追い方をしている。打たれたピッチャーは、まっすぐを投げたけれど、打たれてしまった。これで終わりなのか、と何も考えられない様子。
画面は、ベース上の2点目のランナーがしっかりベースを踏む様子を流す。これでサヨナラ勝ちが確定する。一塁から三塁を回ったランナー(さっきヘッドスライディングして砂まみれになった子です)が、ああ、自分はベースを踏まなくていいけど、なぜか勝てたと小躍りしている。
さっと試合終了のセレモニーが行われ、勝者と敗者はそれぞれ自分たちの日常にもどり、コメントしたり、喜んだり、荷物を抱えたりして球場を後にすることになるわけでした。
いや、校歌斉唱の場面で、仙台育英の選手たちが、試合中は意識的にニコニコしていたみたいだけど、この時には、心から喜んでいる子と、うれしくて泣き出してしまっている子とがいて(たぶんこの中にも冷静に感情を抑えてクールに受け止める子もいたと思うけど)、ああ、やっと解放されて、感情がわっと吹き出しているのだなと、その姿に私は感動しました。
桐蔭の生徒たちも、彼らなりに解放された部分があって、負けて悔しいやら、春夏制覇の夢が潰えたことやら、あれこれ思って感情が吹き出していた。二塁に投げずに一塁に投げたショートの子、大事にブレーしようとしてベースを踏むのが遅れたファーストの子、ずっと投げ続けた11番の投手、それをねぎらうエースナンバーの子、彼らもみんな解放されて感情を体現していた。
私は、そんなに高校野球のファンではないけど、テレビで見る分にはおもしろくて、最後のところを見させてもらった。本当なら、試合の開始から見たら良かったけれど、そこは昼寝をしていた。
表紙の数字のなぞときをしてませんけど、また今度書きます。なるべくすぐに!
私は、何かにとらわれて思い切りできないタイプです。そこを振り切ればいいのに、なかなかできません。それが私の限界です。まあ、私はコツコツと人のやらないことをやらなくちゃとは思っています。そして、みんなにびっくりしてもらえることをしなくては!
はたしてコツコツ何ができているのやら、何もできてないですね。まあ、がんばります。
大阪に帰る彼と分かれて、夕方家に帰り、少し昼寝をして、テレビをつけました。もう結果が出ているのかなと見てみました。
春夏優勝をめざす大阪桐蔭高校と仙台育英高校の試合は、もう8回になっていました。照明もついていたかな。スコアは0-0です。どちらもがんばっていました。
仙台育英高校は、いつもすごいピッチャーを擁して大会を勝ち上がるのだけれど、今年はこれまた特別で、全国で一番遅く出場が決まった、宮城大会でも引き分け再試合を行ったり、甲子園に出てくるまで大変苦労して出てきた学校でした。
ピッチャーは長谷川くんというらしい。サウスポー。テイクバックは少なく機敏な動作で打者に向かっていきます。おそらく打者はタイミングが取りにくくて、一二の三ができないのでしょう。一二んというのか、三でもないし、んでもないけど、タイミングを取りづらい人みたいで、大阪桐蔭のバッターも打ち崩せていない。
しかし、8回はランナーが二塁にいるようでした。レフトとショートの間を微妙にフライが落ちて、ランナーは生還して大阪桐蔭に貴重な1点が入ります。
8回裏、仙台育英は投手の長谷川くんが二塁にいて、ヒットが出たとき、前進守備の外野からすこし返球はそれましたが、二塁から帰ってくるのは大変だったらしく、ホームベースでアウトになってしまいます。ああ、同点ならず。桐蔭のピッチャーはエースナンバーではなく、11番をつけていますが、強打の育英打線を寄せ付けない。なかなかいい投手が2人もいるもので、すごいところにはすごい選手たちがたくさんいるようでした。
9回表、全力疾走したばかりの長谷川くんは、力をふりしぼり、先頭打者を三球三振でアウトにしてしまう。ここはふんばりどころと見て、自分もしんどいけれど、最後の力をふりしぼったようでした。
次の打者からは少し苦しんだけれど、とりあえず抑えて、9回ウラの攻撃、ツーアウトになりながらも(3番・4番が凡退した後)、ランナーが2人出ます。次のバッターが放った打球はショートゴロで、ああ、終わりだなと私は見た。実際にいつもの型どおりの終わりの画像が見えた。バッターが一塁にヘッドスライディングし、送球はそれよりも早く一塁手に届いていた。
終わったはずでした。
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テレビの解説の方が、「二塁でホースアウトでも良かったはずが、慎重にファーストに投げたんでしょう。ファーストの選手も、二塁に投げることもあり得るけれど、ここはファーストなんだな、それではしっかり捕球して、しっかりベースを踏もうとして、足が離れたしまったようです」と話しておられた。そういうことか。みんなが同じ画面を共有していたんです。
ライブ映像では、おきまりの試合終了の画面なのに、別方向からの映像が流されると、一塁手がバタバタしていて、踏むのが遅れるのが見えていた。
実況中継のアナウンサーは、「セーフです。セーフです」と繰り返していて、試合は終わってないことを強調している。実況としても、何が起こったのか、落ち着いて試合を見なくてはという気持ちになったようでした。
そしてツーアウト満塁で、試合の後半に入ったセカンドの選手・馬目くん。字幕が出たときに、「まめ」でもないし、「うまめ」でもないし、「うまのめ」くんかなと思っていたら、「セカンドはまのめ君に変わりました」というアナウンスで、「ははあ、まのめと読むのか、人の名前ってムズカシイもんだな」と私。確か9回表から出ていた選手でした。
その馬目くんは、前進守備の外野の頭を越す打球を放ってしまいます。センターの選手は途中まで追いかけていたけれど、背中しか映らないのだけれど、その顔が想像できるようなうつろな追い方をしている。打たれたピッチャーは、まっすぐを投げたけれど、打たれてしまった。これで終わりなのか、と何も考えられない様子。
画面は、ベース上の2点目のランナーがしっかりベースを踏む様子を流す。これでサヨナラ勝ちが確定する。一塁から三塁を回ったランナー(さっきヘッドスライディングして砂まみれになった子です)が、ああ、自分はベースを踏まなくていいけど、なぜか勝てたと小躍りしている。
さっと試合終了のセレモニーが行われ、勝者と敗者はそれぞれ自分たちの日常にもどり、コメントしたり、喜んだり、荷物を抱えたりして球場を後にすることになるわけでした。
いや、校歌斉唱の場面で、仙台育英の選手たちが、試合中は意識的にニコニコしていたみたいだけど、この時には、心から喜んでいる子と、うれしくて泣き出してしまっている子とがいて(たぶんこの中にも冷静に感情を抑えてクールに受け止める子もいたと思うけど)、ああ、やっと解放されて、感情がわっと吹き出しているのだなと、その姿に私は感動しました。
桐蔭の生徒たちも、彼らなりに解放された部分があって、負けて悔しいやら、春夏制覇の夢が潰えたことやら、あれこれ思って感情が吹き出していた。二塁に投げずに一塁に投げたショートの子、大事にブレーしようとしてベースを踏むのが遅れたファーストの子、ずっと投げ続けた11番の投手、それをねぎらうエースナンバーの子、彼らもみんな解放されて感情を体現していた。
私は、そんなに高校野球のファンではないけど、テレビで見る分にはおもしろくて、最後のところを見させてもらった。本当なら、試合の開始から見たら良かったけれど、そこは昼寝をしていた。
表紙の数字のなぞときをしてませんけど、また今度書きます。なるべくすぐに!