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彦根の半月舎さんみつけた!

2017年08月18日 07時19分59秒 | 古本探しの旅
 雰囲気のある街には、古本屋さんが必要です。古本屋さんのところに、若い人が集まるわけではないし、文化の中心になるわけでもないけど、街の中にどういうわけか古本屋さんがあって、たいした役割をしているわけではないけど、でも、そこを訪ねてみようという人たちの目的地になる。

 そういう古本屋さんがいくつかあります。いくつもあるわけではないだろうけれど……。

 私はあれこれ知っている人間ではないけど、たぶんそんなものだと推察しています。



 京都は、たくさんあるけれど、どの古本屋さんというのは知らなくて、ザンネンです。

 奈良は、もちいどの通りに4軒ほどお店があって、他にも古本カフェみたいなのもあります。

 奈良だったら、郡山に古本屋さんがあってもいいのだけれど、あるんだろうか。生駒の方にはあるみたいだけど、お店に行ったことはありません。いつも古書市で出会うだけです。

 奈良県なら、奈良市だけにちゃんと古書店がある。



 三重県は、四日市にあってもよさそうなんだけど、私は知りません。津には、ちゃんとお店を構えているところはなくなってしまいました。これから誰かが奮起して作ってもらわなくては。

 神宮のお膝元の伊勢市には、古い街並みの中の、古民家を改築したポラン(ひらがな表記だったかな?)さんがあります。阪神デパートの古書市にも参加されていました。息子さんもお嫁さんも元気な方で、地元の大学と一緒に町おこしにも貢献しておられる。バンド活動だってされているみたいです。

 他には、もうありません、たぶん。もう、尾鷲や熊野、伊賀や名張、こちらに古書店はないような気がします。ザンネンです。伊賀市の中心部の旧伊賀上野市の古い城下町の中に古書店があれば、街歩きはさらに楽しくなるのに、今のところないような気がします。

 古書店は、街のアクセントみたいなもので、こういうお店が頑張っているんだ、と思えたら、それだけで私たちはうれしくなるし、何か買わなきゃと思ってしまうし、店の方とお話しできたら幸せな気分になれます。

 古書店の主というのは、ただの古物取扱商の人ではないのです。特別な人だと思います。

 この夏、訪れた山形市、たぶんチラッと見えた気がしたけど、大学が街の中にあるし、古書店もあったような気がしました。

 一関市は、駅前にありましたが、今は駅から少し離れたところに移転したみたいです。それでもまだあるみたいです。

 長野の松本市にも、古書店はいくつかあるみたいです。私は、その一軒しかお訪ねできませんでしたが、なかなかおもしろいお店で、地図を買わせてもらったんでした。本は余裕がなくて買えなかった。

 三重県に住む私は、いつか松阪に古書店を開きたいと思っています。まだ、ささやかな希望なので、実現するか、それは確かではありません。いくつかお店を持たずに活動している人がいるみたいだから、いつかその人たちがやってくれるかもしれないけど、私もその中に加わりたいなと思うのです。

 古書店で何ができるのか、アイデアはありますが、たいしたアイデアではないし、若い人たちが楽しめるアイデアはないので、それを考えなくてはと思います。

 私みたいなものが、いくら楽しめても、街として輝くわけではない。みんなが楽しめるアイデアが必要です。



 帰る時間が迫っていた彦根の町歩き。中央商店街のアーケードの下を歩いていました。駅の方に向かって北上していた。

 ここはいくつかお店も開いているようでした。シャッター通りになるのが多いのに、それなりに歴史と工夫があるのでしょう。まだ元気な通りでした。お店は、古い何代目のお店もあったはずです。

 あれこれ見ているうちに、商店街の北の端っこに半月舎という古本屋さんを見つけました。

 ここにお店を開いて何年目なのかなあ。店主は若い女性で、女性のお客さんと話をしておられた。本のことじゃなくて、町おこしとか、イベントとか、お店の事情とか、そういうものを相手の方に語っておられた。

 オッチャンのお客がもう1人。そこへオッチャンの私が1人。やっと探し当てたお店は、そんなに広くないし、ゴチャゴチャもしていなくて、ジャンルごとに整理された棚と、いくつかの交流のチラシと、地元の本、オリジナルの商品など、整然と並べられていた。

 2人が熱心に話しておられて、店の中をグルグルすることはできず、動けるスペースの中で本を探してみました。でも私は、文庫しか探していないオッサンなので、文庫がないと、なんだかガッカリするタイプらしくて、せっかく探し当てたのに、喜びがわき起こりませんでした。

 さあ、どうする。何も買わないで出てしまうか。ああ、せっかく来たのに……。オッチャンのお客さんはほとんど移動しないで何かを見ている。女性2人はもうずっとお話をしている。かまってもらえない私だけが手持ちぶさたになっている。

 映画コーナーを見てみたら、三重県を取り上げた本があり、これをお買い上げで、お店を出てしまった。うれしかったけど、何だか残念でした。うちの奥さんなら、好きな本が見つかったろうか。オッチャン好みの品揃えってあるのかな。それが自分でもよくわかりません。

 またいつか、彦根に来るときもあるでしょう。お城には行かないけど、ここを目的に歩くこともあるかもしれない。そうしたら、お店は他の所に移転しているかもしれない。書庫というのか、お店に出していない本もいっぱいあるとのことでしたし、店を運営していくのも大変なのだなと思った次第です。

 
 

 


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