九州北部で大雨でした、つい何日か前。その雲がこちらにやって来て、わりとしっかり降っています。南からあたたかい湿った空気はどんどん供給されて、いつまでもしっかり降るつもりなんでしょう。
これから一週間、雨はそれなりに降ると思われます。もう少しだけ涼しかったらうれしいんだけど、蒸し暑くて、扇風機を消してしまいたいのに、すぐに扇風機をつけなおす、また消す、そんな繰り返しをしています。
朝から、暑くてしんどい空気が漂っている。
昨日の夕方、村上春樹さんの『猫を棄てる』2020 をあっさり読み終えました。2時間くらいで読めました。奥さんが図書館で借りてきてくれてた本で、彼女より先に読ませてもらった。
買おうかとも思ってたんだけど、もう買わなくてもいいかな。台湾のアーチストの高妍さんのイラスト、春樹さんの作品に合ってるのか、場違いなのか、イマイチ判断できないんだけど、それなりの味は出ています。
作家って、自分の作品がいろんな人を巻き込んで、いろんな人の気持ちも取り込んで作品が世に出ていくから、そりゃ、頑張って作品作らなきゃと思うでしょうね。いろんな人への刺激になるし、いろんな人たちがいい仕事をめざして、頑張るんだから、なかなかおもしろいです。
中身は、最初にお父さんと「猫を棄て」にいく話が語られます。春樹さんにそんなことあったの? と思いつつ読んでたら、びっくりする結末で、ここでも村上ワールドなんだろうな。
そんなふうにしてお父さんとのことが語られていきます。
春樹さんのおじいさんは、京都でも有数のお寺の住職さんで、電車の事故で亡くなられて、6人の息子さんのだれがあとを継ぐのかもめたとか、そういったことも語られていきます。
春樹さんのお父さんは、長岡京市の光明寺というところで学び、そこから京都帝国大学に進み、3度も応召し、そして、帰還して、大阪生まれのお母さんと結婚して、西宮で住んでおられたということでした。
長岡京市なんて、全く無縁の土地だったのに、同級生がそちらに何十年も住んでおられて、にわかにリアルになってきました。春樹さんも行かれたのかどうか。行ってみたかもしれませんし、福知山とか、お父さんが関係した師団のこととかも調べたのだと思われます。
そういうことが『騎士団長殺し』にも生かされてた気がするから、春樹さんも、お父さん像を探しておられた気がします。福知山にも取材に行ったんでしょうね。
そういう目で、作品を読み返すというのもいいかもしれない。
春樹さんを、別の視点から見させてもらうための、小説ではない、一つのお話として聞かせてもらった感じかな。
2か所だけ抜き書きしましたけど、もう少し調べてから貼り付けようと思います。
机の上に、太宰府天満宮のウソくんがいます。わりと厳しい目つきでしょ。足はしっかり地につけてる。飛んでないけど、人々の暮らしを見守ってくれている。
そう思って、雨の日曜日、ダラダラしそうな雰囲気だけど、しっかり過ごしていこうと思います。昨日は、疲れてたのか、よく寝ました。今朝は、わりと元気で、いつものように朝からブログです!
★ 朝、頭の中で鳴ってた音楽は、カーペンターズの「雨の日と、月曜日」でした。
Hanging around, nothing to do but frown
Rainy days and Mondays always get me down
Rainy days and Mondays always get me down
落ち着かなくてフラフラしちゃうし、ブスッとした顔しかできなくて、
雨の日と月曜は、いつも気もちが落ち込んでしまうんです。
雨の日と月曜は、いつも気もちが落ち込んでしまうんです。