★ 俳句の時間 ① ……季語のよみを答えてください。
1 ままごとの飯もおさいも土筆( )かな 星野立子
……こんなままごとがあるなんて! ものすごくかわいらしい! 少しかわいすぎの、何だか作りすぎている感じもしますね。これが写生なのかな。
2 手にうけて馬酔木(あ )の房のかろかりし 出牛青朗
……春になったら、一度だれかと連れ立ってこの花をさがしにいきましょう! でも、あまり目立つ花ではないし、うっかりしていると見過ごしてしまいます。私に匂いをかぐ力があればなあ。この花の匂いを上手にかぐことができるんだろうけど、たいてい私は、見ていてもわからず、鼻はたいてい機能していない。とんでもなくクサイものは、それはわかるのだけれど、そんなのを感じることができてもしかたがないしね。
3 蒲公英(た )や炊ぎ濯ぎも湖水まで 飯田蛇笏
……高原でのアウトドア、すべての水はみずうみにあり? 「炊」は「かしぎ」と読むのかな。「濯」は「すすぎ」と読むのかな。辞書で調べないといけないですね。あとにしますね。
4 独活( )食ふや酔へる女の眼をさけて 亀田ゆたか
……なんだかおいしくなさそうな酒の席です。関係のあった女性なんでしょうか。それとも機嫌の悪い女の人とたまたま同席しただけかな。まさかそんなことはないですね。この女性とは何かいわくつきの関係でなくてはならない。独活って、どんな味がするんでしょう。私は食生活も貧弱ですね。好き嫌いがあるからかな。高級食材はたいてい好きではありません。独活は高級ではないけど、しょっちゅう食べるものでもない気がします。
5 石南花(し )や朝の大気は高嶺より 渡辺水巴
……山の空気を吸って凛と立つ初夏の植物! もう咲いていますよ。日陰がわりと好きな木なのかな。そんなにチヤホヤする木ではないけど、サクラが終わって、新しい花を探す心にはスッと入ってきます。室生寺に一度見に行ったことがあります。
6 岨道(そまみち)を牛の高荷や木瓜( )の花 村上鬼城
……こんなのどかな農山村の風景はもう今の日本にはないかもしれません。木瓜の花、これも今ごろ咲き始めました。圧倒的な信長さんが倒れて、小物が天下取りをするような、晩春から初夏の花たちのトップ争いかな。
7 作らねど句は妻も好き菠薐草(ほ そう) 富安風生
……この野菜を上手に料理できる人なら、俳句も上手にできると思います! もちろんうちの妻も上手にスープ、おひたし、たまごとじなどいろいろ料理をしてくれます。私は、それほど好きではないのだけれど、奥さんが料理してくれると、よろこんでいただいています。
8 浅間山(あさまやま)巽の水に山葵( )畑 前田晋羅
……浅間山から東南に流れる川にその作物はあったというのです! 浅間山に水が流れていると書いてあるのが不思議で、イメージとちがう感じがします。でもきっとそういうステキなところがあるんでしょうね。イメージだけで世界を狭くしてはいけないです。一度ドライブに行かなくては!
9 杜若(か )濡鼠(ぬれねずみ)の子叱(しか)り抱き 川端芽舎
……その花が咲いているところでは、ふざけたりしてはいけません! ズブヌレになります! ジメジメとした湿地みたいなところで、どういうわけか咲いている6月の花ですね。どうしてそんなところに子どもさんは出かけたんでしょう。やっちゃいけないことをするのが子どもなのかな。
10 白(はく)牡丹( )といふといへども紅(こう)ほのか 高浜虚子
……じっと観察できたのは、集中力なのか、見るしかなかったのか。これは観察力というか、写生の力ですね。こんな発見をしてみたいです。そうしたら1句できるんだろうけどな。
★ 解答 1・つくし 2・あしび 3・たんぽぽ 4・うど 5・しゃくなげ 6・ぼけ 7・ほうれんそう
8・わさび 9・かきつばた 10・ぼたん
1 ままごとの飯もおさいも土筆( )かな 星野立子
……こんなままごとがあるなんて! ものすごくかわいらしい! 少しかわいすぎの、何だか作りすぎている感じもしますね。これが写生なのかな。
2 手にうけて馬酔木(あ )の房のかろかりし 出牛青朗
……春になったら、一度だれかと連れ立ってこの花をさがしにいきましょう! でも、あまり目立つ花ではないし、うっかりしていると見過ごしてしまいます。私に匂いをかぐ力があればなあ。この花の匂いを上手にかぐことができるんだろうけど、たいてい私は、見ていてもわからず、鼻はたいてい機能していない。とんでもなくクサイものは、それはわかるのだけれど、そんなのを感じることができてもしかたがないしね。
3 蒲公英(た )や炊ぎ濯ぎも湖水まで 飯田蛇笏
……高原でのアウトドア、すべての水はみずうみにあり? 「炊」は「かしぎ」と読むのかな。「濯」は「すすぎ」と読むのかな。辞書で調べないといけないですね。あとにしますね。
4 独活( )食ふや酔へる女の眼をさけて 亀田ゆたか
……なんだかおいしくなさそうな酒の席です。関係のあった女性なんでしょうか。それとも機嫌の悪い女の人とたまたま同席しただけかな。まさかそんなことはないですね。この女性とは何かいわくつきの関係でなくてはならない。独活って、どんな味がするんでしょう。私は食生活も貧弱ですね。好き嫌いがあるからかな。高級食材はたいてい好きではありません。独活は高級ではないけど、しょっちゅう食べるものでもない気がします。
5 石南花(し )や朝の大気は高嶺より 渡辺水巴
……山の空気を吸って凛と立つ初夏の植物! もう咲いていますよ。日陰がわりと好きな木なのかな。そんなにチヤホヤする木ではないけど、サクラが終わって、新しい花を探す心にはスッと入ってきます。室生寺に一度見に行ったことがあります。
6 岨道(そまみち)を牛の高荷や木瓜( )の花 村上鬼城
……こんなのどかな農山村の風景はもう今の日本にはないかもしれません。木瓜の花、これも今ごろ咲き始めました。圧倒的な信長さんが倒れて、小物が天下取りをするような、晩春から初夏の花たちのトップ争いかな。
7 作らねど句は妻も好き菠薐草(ほ そう) 富安風生
……この野菜を上手に料理できる人なら、俳句も上手にできると思います! もちろんうちの妻も上手にスープ、おひたし、たまごとじなどいろいろ料理をしてくれます。私は、それほど好きではないのだけれど、奥さんが料理してくれると、よろこんでいただいています。
8 浅間山(あさまやま)巽の水に山葵( )畑 前田晋羅
……浅間山から東南に流れる川にその作物はあったというのです! 浅間山に水が流れていると書いてあるのが不思議で、イメージとちがう感じがします。でもきっとそういうステキなところがあるんでしょうね。イメージだけで世界を狭くしてはいけないです。一度ドライブに行かなくては!
9 杜若(か )濡鼠(ぬれねずみ)の子叱(しか)り抱き 川端芽舎
……その花が咲いているところでは、ふざけたりしてはいけません! ズブヌレになります! ジメジメとした湿地みたいなところで、どういうわけか咲いている6月の花ですね。どうしてそんなところに子どもさんは出かけたんでしょう。やっちゃいけないことをするのが子どもなのかな。
10 白(はく)牡丹( )といふといへども紅(こう)ほのか 高浜虚子
……じっと観察できたのは、集中力なのか、見るしかなかったのか。これは観察力というか、写生の力ですね。こんな発見をしてみたいです。そうしたら1句できるんだろうけどな。
★ 解答 1・つくし 2・あしび 3・たんぽぽ 4・うど 5・しゃくなげ 6・ぼけ 7・ほうれんそう
8・わさび 9・かきつばた 10・ぼたん