大阪に、取材というわけではありませんが、ほんの少しだけ街の空気を味わいに出かけてきました。その感想を述べたいと思います。
よその都道府県の人は、どうして橋下さんがあんなに人気なのか、イマイチわからないだろうと思います。橋下さんは演説は上手なのです。人気もあります。考え方も強引だし、何かやってくれそうな雰囲気はプンプンさせています。だから、新しもの好きの大阪人は、知事さんも市長さんも橋下さんの言うとおりに選んできました。
市長さんなんて、大阪の毎日放送の人気キャスターから市長さんになった平松さんという人、この人がどれだけの実績を残したのか、私は知りませんけど、大阪でアナウンサーをしている時には、真面目な感じの、信頼のおけるような印象のある人でした。だから、みんなから選ばれて市長さんになっていたのに、突然、大阪都構想とかで、橋下さんが知事から市長に割り込んできて、平松さんは落選し、都構想が実現へ大きく進んだように見えました。
それくらい勢いのある感じで進んでいたのに、どうやら橋下さんの話を聞いてみると、何やら大阪を無理矢理東京みたいにしようとたくらんでいるではありませんか！ 大阪は東京になんかなりたくないのです。東京がどんなに立派で、どんなに進んでいようと、大阪は独自の道を歩いていきたいのに、橋下さんはどうやら無理して、大阪の東京化をめざしているではありませんか。
もう庶民はビックリポンで、彼の暴走を止めなくてはと、みんなが思って、一部乗せられた人々が橋下さんの言うとおり都構想を支持しましたが、高齢者や中高年、大阪第一主義のみなさんには嫌われて、都構想は頓挫します。それを受けて、橋下さんの政界引退宣言でした。
けれども、橋下さんは、潔く諦めたのではなくて、大阪人のあきっぽさも知っているので、ほとぼりが冷めた頃にふたたびカムバックを果たすために、とにかく自分の勢力を広めようとして、大阪維新の会をふたたび発足させ、市長・知事選を勝利し、国政選挙でも一定の結果を出して、市議・府議ともに過半数を得て、橋下王国を築いた上で、国政選挙に名乗り出て、自民党などと渡り合って、都構想を実現しよう、などということを考えておられるのかもしれません。
それで、私の三重から見た印象では、大阪維新の会は大敗すると思っていました。もうとっくの昔に愛想をつかして、維新の会も解散せざるを得ないようになり、ふたたび橋下さんは自民党に戻る、元のさやに収まるものと思っていました。
でも、街を歩いた印象では、それなりに維新の会は戦って、知事は取って、市長を落とす。一勝一敗の成績になるのではと思いました。
というのは、維新の会は、直前の金曜・土曜、あちらこちらに出て、緑のジャンパーを来た人たちが、あちらこちらにいて、活動している様子で、それなりに取り組んでいるので、それなりの成果は得られるような感じです。
結局、大阪府民は、五分五分の中途半端な結果を与え、もう一度考えて慎重にやれ！ という結果になるのかもしれません。それで、結局、どっちつかずの政治になって、またも低迷大阪を進めていくことでしょう。そんな政治システムなんかより、教育を初歩から初め、低賃金の人々の生活をてこ入れし、外国から来ている人々の活力を生かし、世界の東京なんか無視して、アジアの大阪をめざしてくれたらいいんですけどね。
口で言うのは簡単だけど、具体的な政策が見えてこないので、漠然と思うだけですけど、だれか「選挙で勝つ負けるよりも、市民・府民の生活や教育を、何とかしてね」と言ってあげたらいいんですけどね。まあ、無理ですね。とにかく、維新の会を躍進させてはいけないと私は思っています。
彼らは、ただ大阪に混乱をもたらしただけなんですから。大阪はもう充分低迷し、混乱しているのに、さらに混乱・低迷を加速させようとして、彼ら流の狭い基準が押し寄せそうで、何となく市民・府民がお気の毒な気がします。さあ、どうなることやら……。
★ さて、結果が出ました。ビックリしました。大阪の人は、維新の会にふたたびゆだねちゃいました。
確かに、維新の会の人は丁寧に、熱心に、細やかに運動はしていました。その姿は至る所で見かけました。そういう姿に維新の焦りを感じた私が間違っていました。それによって人々は、ふたたびこの人たちに託してみようと思ったらしい。
それで、都構想がふたたび再燃するのかもしれません。またギクシャクと混乱がやってくるんですね。落ち着かない大阪です。
そういえば、私の住む松阪市の改革派の市長さんは、突然の引退宣言のあと、後任を選んで、選挙に乗り出しましたが、こちらでは建設業他の団体バックアップの候補に敗れてしまいました。こちらの候補は、前回選挙ではネガティブキャンペーンで足を引っ張っていましたが、今回は正々堂々と勝ってしまいました。
選挙って、思うような結果が出ないものですね。そして、どの候補も、通ってしまえば人が変わって、後ろ向きなことばかりしています。どいつもこいつも信頼できない。
私が、取材した（ただ町を歩いただけ）大阪は、維新が２勝してしまった。ビックリでした。（2015.11/24）
よその都道府県の人は、どうして橋下さんがあんなに人気なのか、イマイチわからないだろうと思います。橋下さんは演説は上手なのです。人気もあります。考え方も強引だし、何かやってくれそうな雰囲気はプンプンさせています。だから、新しもの好きの大阪人は、知事さんも市長さんも橋下さんの言うとおりに選んできました。
市長さんなんて、大阪の毎日放送の人気キャスターから市長さんになった平松さんという人、この人がどれだけの実績を残したのか、私は知りませんけど、大阪でアナウンサーをしている時には、真面目な感じの、信頼のおけるような印象のある人でした。だから、みんなから選ばれて市長さんになっていたのに、突然、大阪都構想とかで、橋下さんが知事から市長に割り込んできて、平松さんは落選し、都構想が実現へ大きく進んだように見えました。
それくらい勢いのある感じで進んでいたのに、どうやら橋下さんの話を聞いてみると、何やら大阪を無理矢理東京みたいにしようとたくらんでいるではありませんか！ 大阪は東京になんかなりたくないのです。東京がどんなに立派で、どんなに進んでいようと、大阪は独自の道を歩いていきたいのに、橋下さんはどうやら無理して、大阪の東京化をめざしているではありませんか。
もう庶民はビックリポンで、彼の暴走を止めなくてはと、みんなが思って、一部乗せられた人々が橋下さんの言うとおり都構想を支持しましたが、高齢者や中高年、大阪第一主義のみなさんには嫌われて、都構想は頓挫します。それを受けて、橋下さんの政界引退宣言でした。
けれども、橋下さんは、潔く諦めたのではなくて、大阪人のあきっぽさも知っているので、ほとぼりが冷めた頃にふたたびカムバックを果たすために、とにかく自分の勢力を広めようとして、大阪維新の会をふたたび発足させ、市長・知事選を勝利し、国政選挙でも一定の結果を出して、市議・府議ともに過半数を得て、橋下王国を築いた上で、国政選挙に名乗り出て、自民党などと渡り合って、都構想を実現しよう、などということを考えておられるのかもしれません。
それで、私の三重から見た印象では、大阪維新の会は大敗すると思っていました。もうとっくの昔に愛想をつかして、維新の会も解散せざるを得ないようになり、ふたたび橋下さんは自民党に戻る、元のさやに収まるものと思っていました。
でも、街を歩いた印象では、それなりに維新の会は戦って、知事は取って、市長を落とす。一勝一敗の成績になるのではと思いました。
というのは、維新の会は、直前の金曜・土曜、あちらこちらに出て、緑のジャンパーを来た人たちが、あちらこちらにいて、活動している様子で、それなりに取り組んでいるので、それなりの成果は得られるような感じです。
結局、大阪府民は、五分五分の中途半端な結果を与え、もう一度考えて慎重にやれ！ という結果になるのかもしれません。それで、結局、どっちつかずの政治になって、またも低迷大阪を進めていくことでしょう。そんな政治システムなんかより、教育を初歩から初め、低賃金の人々の生活をてこ入れし、外国から来ている人々の活力を生かし、世界の東京なんか無視して、アジアの大阪をめざしてくれたらいいんですけどね。
口で言うのは簡単だけど、具体的な政策が見えてこないので、漠然と思うだけですけど、だれか「選挙で勝つ負けるよりも、市民・府民の生活や教育を、何とかしてね」と言ってあげたらいいんですけどね。まあ、無理ですね。とにかく、維新の会を躍進させてはいけないと私は思っています。
彼らは、ただ大阪に混乱をもたらしただけなんですから。大阪はもう充分低迷し、混乱しているのに、さらに混乱・低迷を加速させようとして、彼ら流の狭い基準が押し寄せそうで、何となく市民・府民がお気の毒な気がします。さあ、どうなることやら……。
★ さて、結果が出ました。ビックリしました。大阪の人は、維新の会にふたたびゆだねちゃいました。
確かに、維新の会の人は丁寧に、熱心に、細やかに運動はしていました。その姿は至る所で見かけました。そういう姿に維新の焦りを感じた私が間違っていました。それによって人々は、ふたたびこの人たちに託してみようと思ったらしい。
それで、都構想がふたたび再燃するのかもしれません。またギクシャクと混乱がやってくるんですね。落ち着かない大阪です。
そういえば、私の住む松阪市の改革派の市長さんは、突然の引退宣言のあと、後任を選んで、選挙に乗り出しましたが、こちらでは建設業他の団体バックアップの候補に敗れてしまいました。こちらの候補は、前回選挙ではネガティブキャンペーンで足を引っ張っていましたが、今回は正々堂々と勝ってしまいました。
選挙って、思うような結果が出ないものですね。そして、どの候補も、通ってしまえば人が変わって、後ろ向きなことばかりしています。どいつもこいつも信頼できない。
私が、取材した（ただ町を歩いただけ）大阪は、維新が２勝してしまった。ビックリでした。（2015.11/24）
