4月から関東の方へ家族全員で移住するご家族がいて、ご夫婦もお子さんも知ってたから、同じ職場になったことはないけど、会合などで一緒になることもあったし、とても刺激をくださる人たちだったから、何だか残念で、でも、人それぞれの人生だし、とにかく一声かけたくて、お休みをもらって会いに行ってきました。
関東でもコロナは大変みたいだけど、安全なところなどないから、とにかくご家族の無事を祈り、お別れしてきました。
今ある目前のつながり、これを大事にしなくてどうするの! もちろん、家族も大事にしなさい! と、妻は教えてくれます。
まさにその通り、友だちと家族はまた違うけれど、目前の事実であるのには変わりはありません。
みんな、目前の事実に向き合い、助け合い、ことばを掛けあって、とりあえず気づいたことを話し、交流してきたのです。それがボクの数少ない人間関係でした。これを大事にしなくて、あとは何を頼ればいいのか、という感じです。
昨夜は、昔の仲間と今の仲間の合同で十何人かが集まって宴会でした! 楽しかったし、有り難かったし、何度も泣かされました。もちろん、私は人の情けには弱いので、もう涙腺は緩みっぱなしでした。私はちゃんと人を送り出せてきたのかな、少し不安になりました。いい加減だったかもしれない……。
クールダウンしなくてはいけなくて、自宅近くの駅からはしばらく歩いて帰ってきました。まあ、ほんの少しの間です。
私自身の節目がきました。でも、これで終わりではなくて、私の模索はこれからも続くのだと思います。そうした生活のためのあくせくは当然大事です。また、その中で新たな出会いもあるし、別れもあるでしょう。
そんなふうに自らの行く先について、悩みながら生きていけるのは、また、人生の楽しみでもあるわけで、せいぜい楽しんで生きていくしかありません。
もちろん、生活のことばかり考えてても、すぐに飽きてくるから、つまらないこともいっぱい考え、つまらないこともして、みんなに迷惑をかけつついくしかありません。
節目はみんなに同様にやってきて、そこでどんなふうに過ごすのか、その人の真価が問われる。
もちろん、私はダメ人間だから、グシヤッとしたカエルみたいに、よれよれになっていくんです。そういうのが好きでもあるし、それはいいですね。
この大変なときの節目、せいぜい頭を働かせて、やり過ごしていきます!