ただの思いつきかもしれませんし、もっといい写真でもあればいいんですけど、それを探すのもしんどいくらいに猛暑になりました。今も30度くらいはあるのかもしれません。
ゴハンを食べてから、近所の散歩に出かけましたけど、近所の気になるネムの木を見あげることもしませんでした。
花はかなり落ちたけれど、まだ咲いてたはずです。何日か前には、ネムの木って、「こんな匂いがするんだね」なんて、発見した気持ちになってましたけど、あれから、その匂いを突き詰めるわけでもなく、ただ何となく通り過ぎるだけで、もうネムの木は、私たちに何か教えてあげようという気はなくなったみたいです。
与えられたチャンスを逃すものには、自然は二度と微笑まない、これは真理なんですね。私たちは次のチャンスが来るまで、何度も何度もネムの木のそばを通らなくちゃいけないな。
六月の終わりというのに、雨はそんなに降らず、今年の夏の水不足、野菜の不作、農産物の不出来、いろんな影響が出てくると思われますが、そんなことよりも、世の中は、少しだけ政治の季節みたいになってるのかもしれません。
もとアイドルが50を過ぎて参院デビューなんて、与党の方もとぼけたことをしています。人々をなめているのか、それとも本気で元アイドルであれば、みんなの心をつなぎとめられるとでも思っているんだろうか。
そういう人をたくさんかき集めていますから、わりと本気なのかもしれないな。芸能界にいた時のキャラそのままに政治の世界でも、人々の心をつかむためにいろんな仕事をされてますからね。
オリンピックで頑張った人たちも、みんな与党に吸収されて活躍してますからね。大したものです。オリンピックの統括の仕事をする人だって出るんだから、参院選に引っ張って来た意味はあったんでした。あの人たちの見る目があったというべきか、選ばれた人たちがそれぞれ努力しているのか、日本の政治の世界も人材が豊富で、立派な人たちが続出です。
中国やロシアの人材の貧困さと比べたら、比べものにならないです。
でも、そんなに立派な人たちが政界にいるのに、日本そのものは低迷し、いろんなところで沈没しそうになっています。
政界に人が集中しすぎたせいなのかな。もっといろんなところに人材が現われないことには、日本の将来も不安です。
私は、この何日、とても暑くて、いろんなものを見落としている自分に気づきました。
差し当たって、今やらなきゃいけないことは、特にありません。エアコンの掃除と、庭の整理、アジサイの植え替え、メダカたちのおうちをもう一度ちゃんとする、もう少し運動する、痩せる、本を読む、……特に大したことはないですね。
でも、夏の強い日差しの中で、何にも見えなくなり、注意力は散漫で、気力はフラフラ、特に何かをしなくてはならない使命感もない。
そんな、カラカラの時間を過ごしている気がします。仕事はそこそこやっていますが、何かうつろです。
ロシアが起こした戦争は、ウクライナの人たちをずっと暗い淵に落とし始めています。
ロシアの人たちもかなりうんざりしているし、何のための戦争なのか、わからないままに兄弟のようにしていた国に武器をもって踏みにじり、遠くから市民を狙ったミサイル攻撃をしている。
その方が、味方の負担にもならないし、とりあえず相手を嫌な気持ちにさせることができるんです。こういう戦術でずっとやり続けるみたいです。遠くからミサイルで相手の厭戦気分を醸成する。国際的には、市民を狙ったものではないと申し開きをしつつ、確信犯的に遠くの見えない人たちをウンザリさせる。ミサイルなら何年分も持ってるから、打ち続けるんでしょう。
それはアメリカのベトナム戦争と一緒でロシアのためにはならないけれど、決めてしまったことだから、自分たちが疲弊するまでやり続ける。誰も止めることはできないようです。
本当なら、そのミサイルを打つ現場を抑えて、ミサイルの移動を禁止させなきゃいけないのに、自国の領土から、適当にターゲットを決めて、行先はミサイルに聞いてくれ、被害者が出ても、自分たちに被害が出ないんだから、それでいいじゃないか、なんていう理屈であの人たちは闇雲に打つでしょう。
遠くから、知らない誰かの命を狙って。
ロシアの人たちに、自分を写す鏡はもうなくなったみたいです。そうだったのか。そういう攻撃を始めたんですね。ミサイルならいくらでもあるでしょう。ロシアはそのために軍事予算をつぎ込んできたといっても過言ではないのかもしれません。
夏の昼間、明日もミサイルで知らない誰かを狙うんだ。そこで誰かが命を落とすことは、考えないようにしているみたい。
