甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

隣の女いつかは「Go To」!

2020年07月21日 20時49分57秒 | 私たちの社会・世界

 ネツトから、トリュフォー監督と当時の彼女のファニー・アルダンさんの写真を見つけました。もうそれから何十年だったんだろう。アルダンさんは、監督業にも乗り出し、ものすごい迫力の女性になっているようです。

 それは仕方のないことだし、今までの経験を生かして、ぜひいい映画を作ってもらいたい。ただ煽るだけとか、ただセンセーショナルなのは要らない。せっかくトリュフォーさんの晩年に付き合ったんだから、そこから得たものを結晶化させてもらえたらと思います。日本で公開されるのかどうか。たぶん、ボクは見逃してしまうでしょう。残念ですけど。

 日曜のお昼に、2005年にDVDに録画した「隣の女」を見てみようとしたんです。走る救急車を遠景から追う場面で始まり、足が不自由な女性が、運命の男と女を語ります。ああ、何かこういう語り口だった。全くしばらく離れ離れになり、お互いの家庭を持っていた二人、アルダンさんとフランスの名優だったジェラルド・ドパルデューさん。全く別々に暮らしていたのに、運命のいたずらで、二組の夫婦は出会うことになります。そして、悲劇へと突き進んでいくはずでした。

 残念ながら、うちのDVDが悪いのか、再生機械が悪いのか、開始から13分で再生できなくなりました。ああ、これで終わりか。このDVDを見るには、別の方法が必要なのか、と諦めて、それでも、雰囲気は味わえたから、全部今度見るチャンスがあったら、もう少しましなことが書けそうな気がします。

 男がアホウなのだと、何年も前の記憶で書こうとしますけど、そんな誰かが悪いとか悪くないとか、そういう話ではないんでしょうね。トリュフォーさんは、とにかく誰かを探していて、この時には、当時付き合ってた彼女を転落していく女として描きたかったみたいでした。幸せな女としては描かなかった。

 いや、真実の愛を見つけたのだから、それは幸せなのか……、また、あやふやなこと書きそうだから、もう止めます。

 彼女は、初めて見た時から、ボクのタイプではありませんでした。だから、どんなに魅力的に描かれてても、「どうしてこんな女に深入りしていくのかな。アホだよな」としか思えなかった。むしろ、パルデューさんの現在の奥さんの方が、魅力的だったけれど、それはボク個人の問題だし、当時も、今も、わからないままです。分かりたいけど、見る機会がありませんので、しばらくはお預けですね。



 そして、たぶん、同じ日曜日、「Go Toキャンペーン」の東京発着の旅は、キャンペーンに適用させないし、キャンセル料は政府は払わない。という記者会見を見た記憶があります。そして、今日は火曜日ですけど、一転してキャンセル料は政府が負担する、というのを知らされました。

 キャンペーンそのものも知らなかった私は、今さらながらの世の中の動きとやらにあきれています。そして、キャンペーン受託企業より与党幹事長・N某に何千万という寄付金が送られたというのも知らされました。(あの人たちはどこまでいってもカネと権力なのかな。あの人たちは金まみれで幸せです!)

 真実かどうかは知らないけど、たぶん、そういうこともあるのでしょう。

 そもそも、こんなつまらない景気刺激策が立てられたというのを知らない私が悪い。世の中は情報を握っているものが得をして、何も知らない人間は損をする、それは当たり前です。そういう得することをどんどん活用して、自らの利益のために動き回らねば、知らないところで私が納めた税金は、すべて誰かに使われてしまうし、お金が集まるところには次から次と人は集まるようにできてます。知らないのがバカなのです。

 だから、私はお金に縁がないし、世の中の波にはたいてい乗り遅れています。

 でも、知ってたら、そんな一部の業種だけが得をするシステム必要なのかなと思ったかな。そもそもこの人たちはカタカナは好きだけど、この中途半端な政策タイトルの「Go To」って、もう悲しくなってしまう。なんというセンスなんでしょう。国民に合わせたつもりなんだろうな。



 それは私の無知が悪い。でも、日曜日に出さない、といったことが、火曜日には出す、もちろん、税金から回す、ということは、政府のみなさんのつまらない企画が倒れて、その後処理のために、私のほんの少しの税金も使われるということなんですね。古典的な「朝令暮改」かな。こういうのがありすぎて、これまた情けないです。それを国会が何にもできないし、やりたい放題です。みんながそれをどうにもできないなんて!

 この方針転換・意思決定はだれがしたんだろう。国会は営業してないのだから、政府による決定なのでしょうか。こういうのを迅速な対応というのかな。

 こんな不測の時代なのだから、そもそもキャンセル料をお客からとるということが許されるんだろうか。「特別な時期なのだから、キャンセル料はいただけません。根本がおかしくなったのですから。」と、業者が自己負担するとか、そうあるべきではないのかと、ボクなんかは思いますけど、違うのかな。

 結局、キャンペーンにのっかった人たちは何も損はしなくて、キャンペーンを知らなかったボクみたいな人間が泣き寝入りだし、政府は、闇の中でこそこそ意思決定して、自分たちの政策に乗ってくれる人たちのご機嫌取りをしていくことになるのかな。

 政治家も営業だから、お客を大事にする、お客じゃない人は切り捨てる、そういう論理で進んでいってるみたい。利害関係で成立するのが政治だったんです!

 仕方がないんですね。そういう国にボクは住んでたんでした。

 政府のつまらない企画にはこれからも乗らないで行きます。知らない間に損をしてても、それは自分の責任であって、仕方ないと諦めます。そんなことより、自分のささやかな幸せを求め、何が好きなのか、どこに行きたいのか、やりたいことは何なのか、自分はこれからどんなことをしていきたいのか、なるべく他人に迷惑をかけず、お金もかけず、できたら、自分で何かを作り出して、そこでまわりの人たちと少しでも連帯して、チビチビやっていけたらと思います。

 もう人生において、それはもうたくさんのムダと失敗とロスはしてきました。これからもそうでしょう。望むところです。そして、家族や友だちは大事にして、ボチボチいきます。DVDだって復活させてみます。頑張ります。

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