三重県なんだから、讃岐うどんは関係ないでしょ! という感じなんだけど、うどんをこねて、それを出してるうどん屋さんが、三重県の熊野市にあります。
お店の前は海で、ザブンザブンと波は寄せてきます。八月十七日の熊野大花火で有名なんだけど、私もまともに見たのは、一回か二回くらいです。
今思えば、浜からでも花火は見られるのだから、その度に見ておけばよかったのに、あれこれ理由をつけて見に行きませんでした。
人ごみがイヤだった、というのもあるのかな。
海上スターマインとか、おもしろいんですよ。海に花火を順番に投げ入れるのか、海で花火が半円状に爆発して、それがいくつも連なるから、ただぼんやり見ているだけの状態になってしまう。心がそこに吸い込まれてしまう。
花火って、そういうものでしたね。今年は中止になったのかな。
先週の土曜日、親戚や友人にミカンを送ろう、そう決めて、クルマで熊野市に出かけて、その前に讃岐うどんを食べる、そう決めて、ここの浜まで来ました。
写真も撮って、旅気分です。
最近は、奥さんも独自に写真を撮るので、二人であれこれ気が済むまで撮るんでした。
海に私たちは生かされている、そんな気がします。海って、あまりに広くて、あまりに力があるものだけれど、その恵みをたくさんもらっています。
うどんは?
うどんは、麺を作る時に塩が必要なんですよね。塩をまぶしてこねて、伸ばして、切って、ゆがいて、出しに入れる。
この前は、鍋焼きうどんにしたので、お麩入ってるし、かまぼこ入ってるし、海を少しだけ感じられる内容でした。お味は、リピーターになってるから、何といえばいいのか、シンプルで、くせになる味というのか、熊野で少しだけ讃岐を感じられたというのか、うれしかったんです。
それから、ボクたちは、ミカンを買いに行ったわけですね。
どこのミカンも同じようなものなんだけど、それでも、つい三重県の東紀州のミカンを買います。愛媛も和歌山も、他でもミカン作ってるんだろうけどな。