甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

ギャグと本音と

2017年09月23日 05時50分16秒 | 私たちの社会・世界

 政治家の発言は、とても重いものだと昨日書きました。ぜひそうなってほしいという願望が入っていたのかもしれません。

 今は、かなり危ないことを言っていたとしても、わりと世の中的にはフツーに過ぎていくので、みんなあまり重視していないのかなと、思ってしまっていました。

 でも、政治家の発言は重いものだし、世の中をことば1つで明るくしたり、暗くしたりする魔法の力のある人だっていたような気がします。

 幻想でもいいのです。たとえ幻想でも、人々に力を与えられたら、幻想や理想が少しずつ現実に近づいてくることだってあるはずだし、今までにもあったような気がします。

 「アメリカ・ファースト」「都民ファースト」も、実際にそんなことができるのかどうか、それはわからないけれど、人々はそれを信じたのです。それくらいそのことばにすがりたかったのでしょう。

 これからも様々なことばを駆使して、いろいろな政治家が出てくるでしょう。確か、大阪にハシモトさんということば巧みな人がいましたね。あの人は、なんということばを掲げていましたっけ、もう忘れてしまいましたね。今は作戦を考えているんでしょうね。簡単にひねり出せるものではないような気がするんだけど、賢い人だから、簡単に考えられるのかなあ。

 とにかく、政治家のことばは、わりと重い(はず)。それが流れとなれば、社会に広がっていくことだってあります。

 影響力は大きい。ロケットマンがOKなら、みんなでお互いを表しあうことだってOKになるじゃないですか。おいチビスケとか、やあキツネばばあとか、おい老いぼれコメデイアンとか。そんなあだなで呼び合う国際関係って、よくない気がする。まともではありませんね。

 「ロケットマン」はどうでしょう。あれは北朝鮮に向けての挑発であり、警告のために考え出されたことばでした。残念ながら老いぼれコメディアンのギャグみたいでした。それは自分の地位を顧みない、無責任な、世の中を混乱させる、よくないことばになっていると書きました。

 つまらないギャグは政治には必要ありません。あれをユーモアだと本人は思っているのなら、ものすごい時代錯誤というのか、現状把握のできないダメダメなオッサンというしかありません。まさかあの発言が気の利いたことだと本人は思ってないと信じたいです。

 彼のギャグは、一部受けはしたけれど、すべったのです。反感を買ったのです。反省しなくてはいけない。

 政治家が公の場でギャグを言い、反発・反感・抵抗される。そうなったら、それは有権者の責任でもあります。そういう人を選んでしまったのだから。

 日本では、有権者の責任を感じさせる政治家は少ないと思っていましたが、いろいろな政治家がいるので、実はしょっちゅう私たちは選ぶ目がなかったのだと反省させられています。

 不倫やワイロ(これは最近聞きませんが、当然横行しているような気がします。ただ摘発できていないだけかも)は当たり前でした。政治家を選ぶ権利がない中国では、ワイロが当たり前になっています。不倫ももちろんたくさんあるのでしょう。

 その他には、テレビの前で大泣きしたり、税金を使って豪遊したり、もっともっといろいろあったような気がします。アホらしくて(その人たちもそうだし、自分たちの選択ミスが情けなくて)、ちゃんと記憶していませんでした。できれば忘れてしまいたいと思っていました。



 最近では、「アホ、バカ、ハゲ」の女芸人のようなあの人が思い出されます。もっといろいろとことばの暴力と手の暴力をふるったと報じられていますが、あまりにストレートに本音を出していて、すごいなと思ったものでした。

 あれがあの政治家のホンネでした。あまりに正直すぎて、げんなりしてしまいましたが、国民たちよ、役に立たなかったりしたら、言う事を聞かない奴らは、ノロノロしてどんくさい奴らは、とにかく罵倒して、ムチ打って言うことを聞かせてみせるぞ、そういうメッセージだと受け取りました。

 あまりに魂胆が見え見えで、闘志がむき出して、近寄りたくないことばでしたが、彼女から国民に向けられたメッセージでした。私たちは、そうしたホンネをたまたま聞かせてもらったけれど、それに対するお返しができないのがつらいところで、近づいてくる選挙でやっとお返しできるかなというところです。

 政治家さんって、どうせ闘志と野心と野望と、いろいろな魂の塊でしょう。自然とみんなに押される形で政治家になった人なんてなかなかいない気がします。

 だから、みんなその野心を隠して、国民のためを思う発言をしなくてはならない。それは重そうに見え、社会を変えていく力があるように見えなくてはならない。

 腹の底は見えなくていいから、せめてことばだけは前向きで、冗談をはさまないで、社会をどうしていきたいかメッセージを込めてほしい。

 ギャグも要らない。ホンネは隠してくれたらいい。社会をどうしたいか、それさえ語ってくれればいい。

 ああ、また私の泣き言ですね。そんなの期待してもムダですね。世の中は動いているのだから、ギャグもあり、お笑いもあり、ホンネもポンポン! これが今風なんだなあ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。