甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

仁王門落慶 多気町丹生

2019年10月25日 22時35分35秒 | 三重・熊野さんぽ

 いつか古本屋さんをするのなら、この町でやりたいという希望を持っていますが、実現しそうにありません。

 南向きの斜面を借りて、ブドウ畑にして、小規模ワイナリーを開く。そんな夢もありました。でも、そんなことをじっくりやっている時間はないだろうから、とりあえず古本屋さんの夢を優先させましょう。

 いつか、できればなるべく早く実現させなくては!

 私がひそかに憧れているこの町には、お大師さんのお寺があります。併設の神社もあるし、神仏混交の宗教施設があります。

 県内のそういうところは、お寺が破壊されるか、神社が取り壊されるか(こちらはそんなにないと思います)していて、二つが仲良く併存している所って、なかなか貴重です。

 熊野那智大社と西国三十三か所めぐりのスタートの青岸渡寺(せいがんとじ)と同じくらいに仲良く、ここではお寺と神社が並んでいます。

 お大師さんが、水銀を見つけたとか、奈良の大仏を作る時にたくさん水銀を取ったとか、わりと豊かな土地でした。水銀(丹)が取れる(生まれる)土地として古くから注目されてきたところで、中世の説話集にも出てくる土地です。

 だから、水田用の水路を掘ったり、トンネルで水を流したり、地域を有効的に開発した跡があちらこちらに残っている土地です。

 和歌山に抜ける街道の宿場町でもありました。

 そういう由緒ある所に注目していたんですね。

 さあ、あとは私が行動するだけかもしれない。たくさん本を抱え、それらを展示し、あちらこちらから来てもらえる本屋さんを作る。

 夢なんだけど、なかなかムズカシイ。

 

 過去の旅人たちが見上げた仁王門がありました。街道のつきあたりに門があり、そこからお大師様の境内に入るんです。

 その仁王門が、何年か前の台風で、去年だったかもしれませんが、とにかく大きく壊れてしまいました。解体処理され、再び組み上げて、秋のお大師さんの祭りの前日、とうとう落慶することになり、いろんなイベントが開かれているようでした。

 餅まきとか、カラオケ披露とか、そういうことには興味はありませんけど、門が蘇ったということなので、見に行きました。


 秋空の中に、ところどころ部材を変えたのか、かなりリフレッシュした門が立ち上がりました。

 前の何百年の風雪に耐えた感じの門も好きだった私は、少し取り残された感がありましたが、みんな老若男女が喜んでいるみたいだし、ブツクサ言わないで、みんなが喜んでいるから、私もその喜びに乗っかることにしました。

 でも、そうなると、お参りだけしたら、できたら混んでいないところに行きたくて、町の空き家物件探しに出かけましたが、奥さんがいないので、イマイチ気乗りがしなくて、ついつい帰ってしまいました。


 この日は、いいお天気でした。台風が来るという話はありましたが、あまり考えないで、今そこにある幸せをぼんやり引き受けていた気がします。

 あまりにボンヤリしすぎて、そのまま帰ってしまいました。

 いい物件に出会うというのは、出会いというのか、人のつながりがほしいです。どうすりゃいいのかな。

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