久しぶりに、あがたさんのことを書いておこうと思いました。もうずっと前から書こうと思って、本文も打ち込んでたんですけど、いつもの通りに挫折していました。 本当に何ごとも挫折ばかりで、まともに行けたことはないですけど、転んで再び立ち上がるという形で、ボチボチやっていきます。 「時計」のお話は、集英社の「十一歳の自転車」という短編集に入っています。単行本が1988年で、文庫が1991年に出ています。 . . . 本文を読む
もう何年経ちましたっけ。8年と7か月ということになるんでしょうか。 今日放送の「こころ旅」という番組で、火野正平さんは陸前高田からスタートして、町から山に入ったところのお寺の、人々の思いのこもった五百羅漢さんを探しに行ってたみたいでした。 何度か被災地を訪れている正平さんですけど、少しずつ防波堤やかさ上げされた街並み、新しいお店など、復興はしてきているみたいで、勝手知ったる町で、少しだけ慰霊、少 . . . 本文を読む
友だちに教えてもらって、今日が「鉄道の日」というのを知りました。きっと新橋と横浜の間を初めて鉄道が走った日とか、そういうのを記念してできた日なんでしょうね。知らなかった。 すごい昔、18キップで豊橋とか、あちらの方に行った時の写真かな。どうして白黒なんだろう。こういうのは普通にカラーで撮ればいいのに。 変に気取ってるんですよ。わざとらしいんだよ(もちろん、私が!)。 これは紀勢線の一身田駅で撮っ . . . 本文を読む
▲自然46です。よろしくお願いします。 31【物言えば( )寒し秋の風】……口は慎んだ方がいいという芭蕉さんの教え? 芭蕉さん、人生経験が深いですね。何か失敗でもあったんでしょうか。まさか、他人に対する批判ではないから、もっと自省的なものでしょうね。芭蕉さんみたいな人でも、ついつい余計なことを言ってしまい、人間関係が気まずくなってしまった、それを五七五にまとめた . . . 本文を読む
★ 以前に抜き書きしておいたのを貼って、それでおしまいにします。どうしたんだろうね。やたら、眠いんです。 作家の保坂和志さんという人がこんなことを書いてました。 「日本の選手は規律正しくて従順」というのは、サッカーでもラグビーでも、外国人の監督が就任して必ず最初に言う言葉だ。ラグビー日本代表のエディ・ジョーンズ前ヘッドコーチはこのあいだのインタビューで、もう一歩踏み込んで、こう言った。 「日本人は . . . 本文を読む
三大観音というのがあるそうです。一つめは奈良の長谷寺、鎌倉にもあるそうで、三つめが三重県の、お伊勢さんに近い長谷寺ということで、近長谷寺、というのがあります。 もう二十数年前、うちの父母を連れて、坂道を上がったことがあったけれど、今考えると、しんどかったでしょうね。クルマの道があるのは聞いてたけど、その入口が分からなくて、二十何年間、行ってませんでした。 それで、この前の日曜日、何となく町中を走 . . . 本文を読む
70年代初め、金曜夜の「ザ・ガードマン」のドラマの中で、たぶん、「富士急」という名前を知ったのだと思います。そこは、おしゃれで、何かカッコイイ、そういう感じがしてました。 1978年の4月、中央線の大月から初めて富士急を見た時は、ビックリしました。たぶん、午前中、お客はあまりいなくて、淡々と電車は走っていきますが、とても頼りないものに思えました。 途中でチラッと富士山が見えたかな。見えたかもしれ . . . 本文を読む
今日、一日ずっと雨が降ってました。外にも出ないで、雨を眺めて暮らしました。クルマの乗り降りだけで、どれだけ濡れたことか、そして、布靴だから、ズブズブになってしまう。ほんの少し歩いただけで。 明日は、どこにも行かないことにします。買い物にも行かない! ……そのつもりで過ごします。 日曜日は、台風もいなくなって、さわやかな秋晴れにならないかな。どこか、ドライブでも行くんだ . . . 本文を読む
* 時々、忘れた頃にやって来る『徒然草』からの抜き書きです。今回は、とんでもないことが起こったらしいですよ。 現代の警察の役割をしてくれた検非違使(けびいし)の役所で起きたようです。昔は、貴族のみなさんは自家用の牛さんがいて、どこへ行くにも牛さんに引っ張ってもらって、移動したんでしょうね。 検非違使の役所の牛車を止めておくところ、引っ張らないでいい時には車から離してあげて、お水をあげたり、草をあげ . . . 本文を読む
何か月か前の新聞が読まないで家の隅にありました。読んでみたら、大好きな椎茸と、まあまあ好きな昆布のことが書いてありました。 書いてる人は、中沢けいさんという人で、小説家です。ヒット作は特になくて、今でもかろうじて文庫に残っているみたいだけど、彼女がいなくなったら、すぐに消え去ってしまうでしょう。 もう四十年以上のキャリアがあるのに、これといったヒット作がないなんて、なんかつらいけど、お仕事は大学 . . . 本文を読む
★ 画像の二つとも借り物です。申し訳ありません。 ボクと弟は親戚の家でヒマを持て余していました。どこに行く当てもなく、お金もそんなになくて、従兄の人たちがどこかへ連れてってやろう、というのを待ち続けていました。そういう主体性のなさが自分でも嫌になってたんだと思います。 小さい子どもなら、虫取りとか、海に遊びに行くとか、そんなことをしたでしょう。でも、ボクたちはそれなりの年齢でした。私は二十歳、弟は . . . 本文を読む
他のことを考えてたんですけど、とにかくこっちも書いておこうと、結末も決まらないままに書き始めることにしました。 昔、自分たちが、ごくありふれたところで遭難しそうだったことがあって、あのまま自分たちが帰って来なかったら、それらと同等の扱いで行方不明になったのかなと、ふと怖くなったんです。世の中って、私と弟の二人の兄弟がいなくなろうがどうか、父や母や親戚は悲しんだでしょうけど、そんなに関心ないですか . . . 本文を読む
21【風( )の嘆】……親孝行をしようとしても、その時まで親は生きてくれないということを嘆く語。「〇静かならんと欲すれど風やまず、子養はんと欲すれども親待たず」(〇は静かであればいいと願うのに、風は止まない。子どもは、親のお世話をしたいと思うのに、親は子どもがそれができる時を待ってはくれない)から出た語。《韓詩外伝》22【威風( )々】…&hel . . . 本文を読む
地図マニアで、日本各地の地形・地名・名所ならあれこれ見ていた! と豪語していた私も、実はただの甘っちょろいマニアだったようで、北海道の函館に、「鎌歌(かまうた)」という地名があったなんて、全く知りませんでした。 まあ、すでに地名は存在しなくて、廃校になった小学校が唯一の証拠ではあったのです。その学校の石柱の校名碑も、壊れていて、鎌歌だけは読み取れたけれど、いつかはそれもなくなっていくようです。 . . . 本文を読む
この記事を書くに当たり、もう一度地図を確認してみました。間違ってなかった部分と、間違ってしまったところと、道がなくなっていたことと、そんなことを知ることができました。 それらを書いて、今回の街道歩きの反省はおしまいにしようと思います。 失敗があってこその日々ですから、また、失敗するために歩いていくんですよ。そういうのが専門の私ですから。 常夜灯を見つけて、竹林のヒガンバナを撮って、山の方へ向かう . . . 本文を読む