＊ 噛む ＊

面白いって言うか興味深い本を読みました。村田喜代子さんの「あなたと共に逝きましょう」
私たち世代の夫婦の話。ご主人が静脈瘤になり、切除することになるのですが、なんとかして切りたくないと、色々な民間療法を頼ってあたふたする話です。

鹿児島の食事療法。電話で病状を話して食事などのアドバイスを受けます。そのアドバイス料は３０分で３０００円です。
兄弟のつてで長野の山奥の温泉の湯治場の話を聞くと、福岡から夫婦で湯治に行きます。そこには全国から色々な病気の人が湯治に来ていて、沢山の人が溶岩の上にござを敷いて寝ています。温湿布はガンに良いと聞いたことも有ります。

この二つは実際に有るのだと思います。私もガンになったら試してみても良いかなと、一つの知識として覚えておこうと思いました。結局コブは小さくならず手術することになりますが、二つの療法のお陰で手術が簡単に済みました。

食事療法で、色の白いものたとえば砂糖とか塩は駄目（塩は天然の塩だったら良い）ご飯も赤米とか玄米。お菓子とか果物等甘いもの、肉や油ものも駄目。野菜は根菜が良い。
食事する時に100回噛む。長く噛むには箸を手にしていると、すぐ口に入れたくなるから箸を置いてゆっくり噛むことだそうです。食事に1時間半掛るそうです。

我が家でも30回以上は噛むように主人に口やかましく言っています。一昨日から出来るだけ長く噛むように、最低50回は噛んでいます。夫婦で向かい合って噛む噛む運動です。噛む行為は脳の刺激にもなるから良いと、前に新聞で読んだことが有ります。食事以外でもガムなどを噛むことが良いそうです。

単細胞の私は、開始二日で有る効果が有りました。ただこれが一過性のものかも判りませんので、更なる効果を期待して噛む噛むを続けてみようと思っています。