八月も今日が最後
テレビ番組も、何処をつけてもお笑い芸人ばかり
お笑い番組が悪いわけではないけれど、私は苦手(バスの乗り継ぎ旅や、食べ歩き・クイズ番組迄進出)
クイズ番組に出るなら、奇をてらうのではなく、もうちょっと勉強して来いヤ~と、言いたい。
(カズレーザは別格。認めています。)
で、高校野球応援のかたわら、読書三昧でした。手当たり次第に13冊読みました。
中でも、今年2月54歳で急逝された「西村賢太」さんを三冊読みました。
「二度はゆけぬ町の地図」「無銭横町」「雨滴は続く」
幼少期は裕福な家庭でしたが、父親の性犯罪で家族が崩壊し
中学卒業後、15歳から日雇い仕事などをしながら一人で生活を立てています。
それを、本にしました。私小説です。従ってどの作品も似通っています。
短編なのでどの作品もすぐ読めますが、むやみに難しい漢字表現で、読み方が解らない、したがって意味も解らない
憶測で読み解いていきました。
毎日追われるような生活の中で書いた小説「苦役列車」で芥川賞を受賞。
(賞を取るってことは凄いことですね。本は売れるし印税が入ってくる。貧乏に喘いでいた作者が一気に大金をつかみました。)
「雨滴は続く」は、彼が無くなったことにより未完の作品、遺作となりました。
苦労の末に、やっとつかみ取った栄光と生活の保障
これからという時の突然の死、西村賢太氏のご冥福をお祈りします。