9月一杯かけて、小嵐九八郎著「水漬く魂」1巻~5巻を読みました。
著者も私より2歳下、同世代を生きた方です。
中国事変から現在までを、主人公の祖父から父の代、そして自分の青春時代が語られた本著は
私が歩んできた人生と同じ時代の歴史でもあります。
60年安保時代 大学生活を送ったものにとって、思いで深い回顧録ともいえます。
ノンポリ学生で政治活動に係わらなかったものの、ニュースなどで感じた当時の生々しい様子を
思い出します。
著書は、学生運動を通じて、わたしたちが理解不能だった学生運動を深く掘り下げています。
ちょっと重たい題材ですが、政治活動などどこ吹く風か!の安倍政権一党のやりたい放題の時代
学生が必死で戦った一時代もあったんだなぁ~と、懐かしく思います。
あの当時把握できなかったことが、今にして良く判ります。
同じ世代の方に読んでもらいたい一冊です。