ツカさんから「尾瀬山行」の写真と、文が届きました。
燧ケ岳 朝焼けの至仏山 景鶴山
24日は6時に家を出発、戸倉に車を駐車して、タクシーで鳩待峠に行きます。11時、鳩待峠に着きますと、除雪した雪が満杯で登山道が判りません。夏道より右側の斜面をトラバスして行きますが、滑落しそうな所もあり緊張します。一箇所だけ雪解けの進んだ流れの所に、水芭蕉が芽を出していました。
大堀川から見た至仏山(水芭蕉が咲くと最高のビューポイント)
約一時間で山ノ鼻に着きますが、無料休憩所が閉鎖されたままです。尾瀬ヶ原を歩く様になりますと、時々吹雪いて前が見えなくなります。池塘が何処に有るのか判りませんので、木道が有りそうな所を歩きました。12時45分、山小屋に着きます、今日が営業初日で宿泊客は60人位だそうです。
25日、朝は早いです、4時出発の団体さんが居ますので、3時頃から騒々しくなります。 3時半に起きて、持参した朝飯を食べてから、4時55分に小屋を出発します。外は寒く、マイナス12度位です。風が無いので歩き出しますと体は温まってきます。
昨日と違い雪が締まって歩きやすく、25分でヨッピ橋に着きました。この吊り橋は、雪の時期は踏み板が外してあり、吊り橋のワイヤーに摑まりながら、アングルの上を気を付けて歩きます。踏み外すと冷たい川の中に落ちます。
大きなブナの木(人が小さく見えます。)
吊り橋を無事渡り切り少し行きますと、群馬県と新潟県の県境位の所を北の方向に入り、山に取り付きます。高度を増すに従い周りの山や、尾瀬ヶ原が見えてきます。途中で一組を追い越し、与作岳に着きます。ここは広く眺望も良いので休憩を取りました。休憩後は頑張って歩き、前の団体さんをかわし、山頂直下のナイフリッジに取り付きます。両側が急斜面なので細心の注意をはらって登ります。
与作岳で休憩する登山者 山頂直下のナイフリッジ ナイフリッジを登る
8時5分に長い間の念願だった「景鶴山」山頂に着きました。山頂は細長い狭い所です。 南側は眺望抜群ですが、切れ落ちていて危険な山頂です。後続の団体さんや山岳会の人達が続々と上がってきます、ゆっくり記念写真を撮る事も出来ず交代しますが、ナイフリッジを上がって来る人達が居ますので、降りる事も出来ません。 すれ違えそうな所で待機して、途切れるのを待ち降るので時間がかかります。狭い山頂には40人以上の人達が登って来ました。
山頂からの尾瀬ヶ原 ブナに作った熊棚
復路は朝上がって来たトレールを辿って降り、無事ヨッピ橋を渡り終えました。ここからは牛首へそして山ノ鼻へ、この間は雪が緩み歩き難く疲れます。山ノ鼻から鳩待峠間は最後の登りで疲れましたが、14時13分に無事鳩待峠到着です。
今日の歩行は9時間以上で疲れましたが、天気に恵まれ長年の念願が叶い、充実した山行でした。(写真と文章 ツカさん記)
ありがとうございました。