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(おらんでもおらんでも返事なし。)
「あんたーなんばしょっと。ちょっときてやんしゃれんね。お願いですけん。」
「なんかようか?」
「しゅみまっせーん、ながしの排水溝の掃除ばしょりましたら、ブラシをつめてしもうち引っ張っ ても押してもとれんごとなっち、どうしたらよかですか?」
(ブラシを引いたり押したりしたあげく)
「こら、どうしようもなかばい。ほんにお前は無鉄砲やき!!」
「この前こうた399円のブラシ、つこうてみたかったとよ」
「サイズのあわんとをむりやりつっこんでもいかんとよ。とれんやったらどうするとね!!」
「くらし,,,のクラシア ば呼びまっしょうか?」
「うんにゃ、ちょっとまちんしゃい。下のホースばいじっちみるき』
(台所の下の貯蔵物を全部出して、二人でなんとかホースをはずしました)
「このホース外で洗うちこい、またブラシを詰めたらいけんばい」
「解っとります。今度は慎重にしますけん」
(ブラシは、はさみで穂先を切ってみましたけど使い物にならず、結局棒に歯ブラシを背中合わせに2本付けた即席ブラシが役に立ちました)
一件落着!! 台所の下を片付けるのに半日掛かりましたばい。せつなかあー。
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「おらぶ」と言う言葉が目に留まりました。
我、備中の国でも、特に倉敷・笠岡地方、海岸べりの地域では、現在も頻繁に使われています。
九州地域でも使っているのですね。今日は一つだけ勉強になりました。
それから、もう一つ写真がきれいでしたよ。
コメントありがとうございました。
私は筑豊出身で「おらぶ」は呼ぶと言う意味です。
「おらびんしゃい、おらんでね」通常語
「おらんでつかあさい」は丁寧語
でも、北九州の人で意味が解らない人がいました。
博多弁は筑豊弁と似ていますが、違う言葉もあります。
同じ、福岡県でも県南の八女とか筑後弁は私たちには解りません。
遥か遠い備中で使われているとは、私も意外でした。方言って不思議ですね。ありがとうございました。
花が大好きで、花を撮るためにデジカメを始めて、未熟な腕前をカメラのせいにしています。
写真が奇麗なのは、素敵な花たちのお陰です。
今後とも、よろしくお願いいたします。