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西洋庭園から見た美術館 (外観はさほどでもありませんが、中は各部屋落ち着いた雰囲気の贅をこらしたものです。)
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美術館入り口の船越桂展のポスター 日本庭園
庭園美術館 お庭もだけれども建物が素晴らしいと聞いていました。前々から行きたいと思いながらチャンスが有りませんでした。今回見たい作品展に恵まれました。友達を誘って4人で行きました。
中に入ったとたん、大広間の脇の部屋に飾ってある、陶器で作った大きな白いスタンドに目が行きました。聞きましたら「 噴水・香水塔 」です。朝香の宮邸で大事なお客様の時に、水を流してその中に香水をいれて、おもてなしをしていたそうです。部屋の中で噴水ですよ。考えられます!!
至る所にふんだんに使われている大理石も、各部屋色の違う(茶・ブルー・グレー・白)模様も大変凝ったものでした。フランスから船便で送ったものだそうです。シャンデリアもラリック作で、各部屋に合せた素晴らしいものでした。暖炉の枠や階段には青銅のしゃれた模様が嵌め込まれていました。
この建物は、昭和8年に作られたもので、朝香の宮が昭和22年日本の外務省に、貸し出されのちに「白金迎賓館」として「赤坂迎賓館」が出来るまで使用されていたそうです。今回の「船越桂 展」の展示のため、窓が全部カーテンで閉ざされて残念ながら、バルコニーから庭が見れませんでしたが、その景色もきっと素晴らしいと思います。
10月1日~13日まで 「アールデコの館」 展 で建物全体が見れると思います。一見の価値あり!!
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