中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

携帯電話とテレビの赤字

2013年08月13日 05時44分17秒 | 2013ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2013年度ものづくり白書 10ページの「製造業が輸出で稼ぐ力の低下」をみましたが、今日は11ページの「携帯電話とテレビの貿易収支構造」をみます。

下図のとおり、携帯電話(「通信機」に含む)の輸入額は年々増加基調にあり、2012年のテレビと携帯電話の貿易赤字額は合わせて1兆円を超えていることが分かります。

また、地上デジタル放送の移行完了に伴いテレビの買い換え需要が著しく減少したため、2012年のテレビ輸入額は縮小していることも分かります。

この原因は、携帯電話では米国アップルを始めとする海外企業の製品が人気を集めており、テレビではコモディティ化が進んだ結果、製品の性能による差別化が図りにくく価格競争に陥った結果です。

昨年度のものづくり白書「iPhoneが国内製造業にもたらす利益」において、600ドルのiphone4がもたらす国別の利益をみると、日本はわずか0.5ドルです。

上図の携帯電話の赤字は需要が一巡したので2012年がピークになると思いますが、何か悔しい思いがするのは私だけではないでしょうね。

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