中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

ジャパン・アズ・ナンバーワン

2013年08月09日 05時36分14秒 | 2013ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

今日から平成25年6月7日に発表された「2013年ものづくり白書(ものづくり基盤技術振興基本法第8条に基づく年次報告)」を読んでいきます。

第1部「ものづくり基盤技術の現状と課題」、「第1章我が国ものづくり産業が直面する課題と展望」の3ページにある「我が国経済を支えてきたものづくり産業の揺らぎ」を見ます。

日本の「ものづくり産業」は、かつて「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われ、1960年代から80年代にかけて、我が国ものづくり企業は画期的な新製品を次々に開発し、自動車や家電を始めとする“Made in Japan”製品は、その高い品質・性能に支えられ、世界市場を制するほどの抜群の競争力を有していました。

そのため、1985年のプラザ合意に代表される数次にわたる大幅な円高の進行にもかかわらず国内生産は拡大し、輸出を伸張させ、ものづくり産業は我が国躍進の大きな原動力となっていました。

しかし、1990年代以降、我が国経済がバブル崩壊後の長い低迷から脱却できずにいる中、中国・韓国を始めとする新興国企業の躍進や、製品のコモディティ化によって、我が国が得意としてきた「高品質・高性能」に支えられた競争に対して、激しい価格競争が引き起こされるようになり、我が国ものづ
くり産業を取り巻く環境が大きく変わり、現在に至っています。

アベノミクスによる円高是正を背景に、足下では業況が改善していますが、エレクトロニクス産業を中心に輸出力は低下し、かつ、国内生産は頭打ちであるなど、現場力の強みに根差した我が国ものづくり産業は中長期的に競争力低下が懸念されています。

この状況を打破するために、ものづくり産業の重要性について見ていきます!

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