中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

底堅い「自動車」と伸び悩む「電気機械」

2013年08月15日 05時04分59秒 | 2013ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2013年度ものづくり白書 13ページの「避けられない製造業の海外展開」をみましたが、今日は15ページの「底堅い「自動車」と伸び悩む「電気機械」」をみます。

「自動車」の「最終製品」(完成車)の設備投資を見ると、国内設備投資は1995年度以降おおむね横ばいで推移してきたが、2008年の「リーマンショック」に伴う世界的な景気後退の影響を受けて急減し、直近の2010年度は1995年度比で半減しています。

一方、海外設備投資は「リーマンショック」を機に減少したが、依然として高い水準を維持しながら増
加基調で推移しており、海外設備投資が国内設備投資を上回る状態が継続していることが分かります。

続いて、「電気機械」の「最終製品」の設備投資を見ると、直近の2010年度は1995年度の約3分の1程度の水準まで落ち込んでおり、国内設備投資が低下トレンドにあることが分かります。

さらに海外設備投資についても、上下の振れが大きいものの直近では1995年度の約9割の水準にとどまっていることが分かります。

このように「自動車」の「最終製品」では、国内設備投資は落ち込んでいたものの海外設備投資が大きく伸びていたのに対して、「電気機械」では国内外ともに設備投資が落ち込んでいることが特徴として挙げられる。

この結果、「自動車」が競争力を維持し国内外での事業展開を拡大させてきた一方、「電気機械」は競争力が低下し海外でも事業拡大が伸び悩んでいるという訳ですね。

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