おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2013年度ものづくり白書 174ページの「市場規模と利益率の低下事例」をみましたが、今日は180ページの「企業・事業の新陳代謝サイクル」をみます。
これは、業績が低迷する前に、採算部門を切り出して別企業・事業化を図るカーブアウトやスピンオフとともに、不採算部門の中にある有用な経営資源の再活用するなどの取組が重要であることを示した図です。
この背景として、不採算部門を維持し続けることで企業業績が低迷・悪化し、倒産・清算せざるを得ない状況に陥ることになれば、大量の失業者や連鎖倒産が発生するとともに、当該企業が抱える技術が失われてしまうなど、大きな社会的コストとなる点があげられます。
不採算部門の経営資源を活用した事業転換や再生医療分野、環境エネルギー分野、農商工連携分野など新分野での創業、中小企業による連携、地域資源の有効活用などを促すような環境整備として、
1.経営者の早期の思い切った経営判断を促す仕組みの構築
2.経営資源(人材、設備などの資産)の移動の円滑化に向けた障害の除去
が必要と記載されています。経営者が常に正しい経営判断を下せるように支援する仕組みが全ての原点と考えると同時に、それは一朝一夕には構築しないことを認識しなくてはならないということですね。
昨日は2013年度ものづくり白書 174ページの「市場規模と利益率の低下事例」をみましたが、今日は180ページの「企業・事業の新陳代謝サイクル」をみます。
これは、業績が低迷する前に、採算部門を切り出して別企業・事業化を図るカーブアウトやスピンオフとともに、不採算部門の中にある有用な経営資源の再活用するなどの取組が重要であることを示した図です。
この背景として、不採算部門を維持し続けることで企業業績が低迷・悪化し、倒産・清算せざるを得ない状況に陥ることになれば、大量の失業者や連鎖倒産が発生するとともに、当該企業が抱える技術が失われてしまうなど、大きな社会的コストとなる点があげられます。
不採算部門の経営資源を活用した事業転換や再生医療分野、環境エネルギー分野、農商工連携分野など新分野での創業、中小企業による連携、地域資源の有効活用などを促すような環境整備として、
1.経営者の早期の思い切った経営判断を促す仕組みの構築
2.経営資源(人材、設備などの資産)の移動の円滑化に向けた障害の除去
が必要と記載されています。経営者が常に正しい経営判断を下せるように支援する仕組みが全ての原点と考えると同時に、それは一朝一夕には構築しないことを認識しなくてはならないということですね。