中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

人材教育は社長自身がやらねば・・・

2013年10月17日 05時00分00秒 | 2013ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2013年度ものづくり白書 202ページの「非正規雇用の技能者の活用状況」をみましたが、今日は204ページの「非正規雇用の技能者に対する人材育成」をみます。

非正規雇用の技能者を対象とした教育訓練やキャリア形成支援についてみてみると、「正社員を指導者とするなどして実施した計画的 OJT」、「職場での改善提案・QC サークルの奨励」、「採用時の社内研修の受講」については、企業規模にかかわらず、比較的実施されていますが、その一方、「定期的な社内研修の受講」、「社外研修の受講」、「自己啓発活動の奨励・支援」、「キャリアに関する相談の機会の設置」は実施していない割合が高いことが分かります。

とりわけ大企業と中小企業で教育訓練やキャリア形成支援に関して乖離が見られるのは、パート・契約社員等のみに対する「自己啓発活動の奨励・支援」、「キャリアに関する相談の機会の設置」であり、大企業の方が取り組んでいることが分かります。

項目の下段が中小企業で、グラフのピンク色が「実施していない」という回答ですが、手間とコストがかかるものほど、その割合が高くなっています。

経営者自身が正規、非正規の区別にかかわらず社員の人材教育を行うことは非常に困難であることから、信頼できる部下にその任務を担わせる。

この判断は正しいと思いますが、人材教育の肝心な部分は社長自身がやらなくてはならないことは現場に行くと感じますね。

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