[1月11日22時00分 天候:晴 東京都千代田区神田佐久間町 秋葉原ワシントンホテル12階客室]
愛原「風呂出たぞー。次は高橋だな」
高橋「ういっス」
リサ「エヘヘ……。先生と一緒の部屋~」
愛原「やっと機嫌が直ったか……。そろそろ、洗濯が終わる頃だぞ」
リサ「うん。ちょっと行ってくるね」
そう言うと、リサは客室を出て行った。
私達は今、秋葉原のワシントンホテルに泊まっている。
前のホテルは私達には非が無いからと、リサの部屋を変えるだけで良いようにしてくれたが、さすがに居続けるのは気まずいと思った。
リサが暴れ過ぎたのは本当だから、というのもある。
そんな時、デイライトの善場主任が取り成してくれた。
取りあえず、前のホテルは宿泊費用全額払った上でチェックアウト。
善場主任達が都心部のホテルを取り直してくれた。
今度のホテルは秋葉原にあるということもあって、アクセスは至極便利。
明日、リサの通学は秋葉原駅からJRの定期がそのまま使えるし、私達は少し歩いた所にある岩本町駅から都営新宿線で菊川に戻れば良い。
さすがに部屋を2つ以上取ることはできなかったが、3人一緒のトリプルルームに泊まることとなった。
ソファベッドは、リサが使ってもらうことにした。
A寝台車くらいのサイズのベッドだが、3人の中では体が1番小さいリサが使った方が良いということになった。
普通、こういう3つ目のベッドは、当日の予約はできないことが多いが、キャンセルでも出たのだろう。
愛原「最初から、区外のホテルにすりゃ良かったんだな。クソッ!」
高橋「まあ、しょうがないっスよ。また今度はピカチューが『ハハッ』と笑いながら現れるなんて、誰も想像しなかったっスから……」
愛原「オマエ、消されるぞ……?」
高橋「え?何がっスか?それより、リサが出て行ったみたいですが……」
愛原「ああ。あいつの制服、洗濯してただろ?今度は乾燥だな」
高橋「ああ、そういうことっスか」
元はドブネズミだった化けネズミに組み付いたことで汚れが制服に付いた為だった。
幸い制服の上着のブレザーは脱いでいたので、それは無事だった。
食事に行く時はブレザーを脱いで、代わりにフード付きのパーカーを羽織っていた為。
もう1つ幸いなのは、制服のスカートは洗濯機で洗える素材であったことだ。
取りあえず、ブラウスとスカートだけ洗えれば良い。
汚れたリボンタイは取りあえず外し、購買で新しいのを買う。
パーカーは私達が持ち帰り、クリーニングに出すということにした。
高橋「電気乾燥機だから、そう簡単には乾かないと思いますよ」
愛原「まあ、1時間は回さないとダメか。幸い今は冬の乾燥している時季だから、乾きやすい季節ではあるがな」
高橋「はあ……」
因みにバスルームは、3点ユニットバスである。
高橋「ねーちゃん達の組織、カネあるんすね。こんな高級ホテルだなんて……」
愛原「いやいや。ワシントンホテルは、ビジホの中では高級めの部類というだけで、けしてシティホテルではないんだぞ」
実際シティホテルであれば、トリプルルームも、もう少し広いだろう。
1番風呂を私が使わせてもらい、2番目が高橋。
しばらくして、リサが戻って来た。
愛原「またジュース買って来たのか」
リサ「お風呂上がりの水分補給用だよ。1時間に設定してきた」
愛原「それでいい。ガス乾燥機は強力だから案外早く乾くが、電気は弱いからな。高橋も結構ゆっくり入るし、お前もゆっくり入っていれば、ちょうどいいタイミングだろう」
リサ「うん」
愛原「とはいうものの、ナイトガウンを着たまま部屋の外には出られんから、私服で出てもらう形になるがね」
リサ「しょうがないね」
さすがに下はブルマ姿で出るのもアレなので、ジャージのズボンを穿いて出てもらうことにした。
明日は体育があるので、体操服のジャージを用意していた為。
リサ「で、明日は朝食バイキング……と!」
愛原「ああ、そうだな……」
リサ「やった!」
これもまた、リサの機嫌を直した理由なのである。
今度からこういう時は、ケチらず、都心のホテルに泊まることにしよう。
[同日23時15分 天候:晴 同ホテル 同客室]
再び3階のランドリールームに行っていたリサが戻ってきた。
リサ「だいぶ乾いた」
愛原「それは良かった。臭いとか汚れは落ちてるか?」
リサ「多分……。嗅いでみる?」
試しに私はリサのスカートに、顔を近づけてみた。
確かに、あのドブネズミの化け物が放っていたドブの臭いはしなくなっていた。
洗剤自動投入タイプだったから、どんな洗剤が使われているのかは分からなかったが、一応ちゃんとした洗剤だったらしい。
リサ「これの臭いも嗅いでみる?」
リサはそう言って、自分の下着のショーツも取り出した。
愛原「それじゃ、ただの変態だろうが」
リサ「わたしのならいいのに……」
高橋「ネットで転売するか?」
リサ「ヤダ!」
とはいうものの、完全に乾いているというわけではないようで、リサはハンガーにブラウスとスカートを掛けた。
ブラウスもまたノーアイロンタイプなので、ハンガーに掛けておけば、シワは自動的に伸びる。
愛原「じゃ、歯磨きして寝よう。明日は早いぞ」
リサ「んー」
リサはナイトガウンを持って、バスルームに入った。
そこでジャージからガウンに着替え、歯磨きをするらしい。
高橋「先生。それにしても、リサがネズミの化け物倒すだけで報酬って凄いシステムっスね」
愛原「BSAAとしては、なるべくサンプルが欲しいんだろ。ゴキブリだけでなく、ネズミもってことさ」
高橋「ネズミは哺乳類なのに、ゾンビ化しないんスね」
愛原「そうだなぁ……」
アメリカのラクーン市では、アンブレラの研究所から下水に漏れ出したウィルスにネズミやゴキブリが感染、そこから爆発的に市中に広がったとされる。
日本の霧生市も、似たような感染経路である。
ただ、リサはあまり喋らないが、霧生市の場合は、リサ・トレヴァー達が脱走計画の一環としてウィルスを漏洩させていたという話もある。
愛原「ま、よく分からんな。とにかく、BSAAから金一封もらえるみたいだし、何とかな……」
高橋「はい」
リサの着替えが終わり、歯磨きも終わったら消灯することにしよう。
愛原「風呂出たぞー。次は高橋だな」
高橋「ういっス」
リサ「エヘヘ……。先生と一緒の部屋~」
愛原「やっと機嫌が直ったか……。そろそろ、洗濯が終わる頃だぞ」
リサ「うん。ちょっと行ってくるね」
そう言うと、リサは客室を出て行った。
私達は今、秋葉原のワシントンホテルに泊まっている。
前のホテルは私達には非が無いからと、リサの部屋を変えるだけで良いようにしてくれたが、さすがに居続けるのは気まずいと思った。
リサが暴れ過ぎたのは本当だから、というのもある。
そんな時、デイライトの善場主任が取り成してくれた。
取りあえず、前のホテルは宿泊費用全額払った上でチェックアウト。
善場主任達が都心部のホテルを取り直してくれた。
今度のホテルは秋葉原にあるということもあって、アクセスは至極便利。
明日、リサの通学は秋葉原駅からJRの定期がそのまま使えるし、私達は少し歩いた所にある岩本町駅から都営新宿線で菊川に戻れば良い。
さすがに部屋を2つ以上取ることはできなかったが、3人一緒のトリプルルームに泊まることとなった。
ソファベッドは、リサが使ってもらうことにした。
A寝台車くらいのサイズのベッドだが、3人の中では体が1番小さいリサが使った方が良いということになった。
普通、こういう3つ目のベッドは、当日の予約はできないことが多いが、キャンセルでも出たのだろう。
愛原「最初から、区外のホテルにすりゃ良かったんだな。クソッ!」
高橋「まあ、しょうがないっスよ。また今度はピカチューが『ハハッ』と笑いながら現れるなんて、誰も想像しなかったっスから……」
愛原「オマエ、消されるぞ……?」
高橋「え?何がっスか?それより、リサが出て行ったみたいですが……」
愛原「ああ。あいつの制服、洗濯してただろ?今度は乾燥だな」
高橋「ああ、そういうことっスか」
元はドブネズミだった化けネズミに組み付いたことで汚れが制服に付いた為だった。
幸い制服の上着のブレザーは脱いでいたので、それは無事だった。
食事に行く時はブレザーを脱いで、代わりにフード付きのパーカーを羽織っていた為。
もう1つ幸いなのは、制服のスカートは洗濯機で洗える素材であったことだ。
取りあえず、ブラウスとスカートだけ洗えれば良い。
汚れたリボンタイは取りあえず外し、購買で新しいのを買う。
パーカーは私達が持ち帰り、クリーニングに出すということにした。
高橋「電気乾燥機だから、そう簡単には乾かないと思いますよ」
愛原「まあ、1時間は回さないとダメか。幸い今は冬の乾燥している時季だから、乾きやすい季節ではあるがな」
高橋「はあ……」
因みにバスルームは、3点ユニットバスである。
高橋「ねーちゃん達の組織、カネあるんすね。こんな高級ホテルだなんて……」
愛原「いやいや。ワシントンホテルは、ビジホの中では高級めの部類というだけで、けしてシティホテルではないんだぞ」
実際シティホテルであれば、トリプルルームも、もう少し広いだろう。
1番風呂を私が使わせてもらい、2番目が高橋。
しばらくして、リサが戻って来た。
愛原「またジュース買って来たのか」
リサ「お風呂上がりの水分補給用だよ。1時間に設定してきた」
愛原「それでいい。ガス乾燥機は強力だから案外早く乾くが、電気は弱いからな。高橋も結構ゆっくり入るし、お前もゆっくり入っていれば、ちょうどいいタイミングだろう」
リサ「うん」
愛原「とはいうものの、ナイトガウンを着たまま部屋の外には出られんから、私服で出てもらう形になるがね」
リサ「しょうがないね」
さすがに下はブルマ姿で出るのもアレなので、ジャージのズボンを穿いて出てもらうことにした。
明日は体育があるので、体操服のジャージを用意していた為。
リサ「で、明日は朝食バイキング……と!」
愛原「ああ、そうだな……」
リサ「やった!」
これもまた、リサの機嫌を直した理由なのである。
今度からこういう時は、ケチらず、都心のホテルに泊まることにしよう。
[同日23時15分 天候:晴 同ホテル 同客室]
再び3階のランドリールームに行っていたリサが戻ってきた。
リサ「だいぶ乾いた」
愛原「それは良かった。臭いとか汚れは落ちてるか?」
リサ「多分……。嗅いでみる?」
試しに私はリサのスカートに、顔を近づけてみた。
確かに、あのドブネズミの化け物が放っていたドブの臭いはしなくなっていた。
洗剤自動投入タイプだったから、どんな洗剤が使われているのかは分からなかったが、一応ちゃんとした洗剤だったらしい。
リサ「これの臭いも嗅いでみる?」
リサはそう言って、自分の下着のショーツも取り出した。
愛原「それじゃ、ただの変態だろうが」
リサ「わたしのならいいのに……」
高橋「ネットで転売するか?」
リサ「ヤダ!」
とはいうものの、完全に乾いているというわけではないようで、リサはハンガーにブラウスとスカートを掛けた。
ブラウスもまたノーアイロンタイプなので、ハンガーに掛けておけば、シワは自動的に伸びる。
愛原「じゃ、歯磨きして寝よう。明日は早いぞ」
リサ「んー」
リサはナイトガウンを持って、バスルームに入った。
そこでジャージからガウンに着替え、歯磨きをするらしい。
高橋「先生。それにしても、リサがネズミの化け物倒すだけで報酬って凄いシステムっスね」
愛原「BSAAとしては、なるべくサンプルが欲しいんだろ。ゴキブリだけでなく、ネズミもってことさ」
高橋「ネズミは哺乳類なのに、ゾンビ化しないんスね」
愛原「そうだなぁ……」
アメリカのラクーン市では、アンブレラの研究所から下水に漏れ出したウィルスにネズミやゴキブリが感染、そこから爆発的に市中に広がったとされる。
日本の霧生市も、似たような感染経路である。
ただ、リサはあまり喋らないが、霧生市の場合は、リサ・トレヴァー達が脱走計画の一環としてウィルスを漏洩させていたという話もある。
愛原「ま、よく分からんな。とにかく、BSAAから金一封もらえるみたいだし、何とかな……」
高橋「はい」
リサの着替えが終わり、歯磨きも終わったら消灯することにしよう。