[2月28日11:00.天候:晴 東京都墨田区江東橋 学生服販売店]
私の名前は愛原学。
都内で小さな探偵事務所を経営している。
今日はリサの高校制服が出来上がったので、取りに行くところだ。
まあ、必然というか何とかいうか、斉藤絵恋さんも一緒にである。
愛原:「やっぱりメイド服は目立つなぁ……」
私は高橋と一緒にリサを連れて来たのだが、絵恋さんは専属のメイドである霧崎真珠さんと一緒に来た。
メイドだからって、本当にメイド服を着ている。
それ以外の服を着るのは、高橋とデートする時だけである。
その時は一転して、迷彩柄の入った服を着る。
何か、どっかのアニメにあったような気がするなぁ……。
ある時は軍隊の特殊部隊員、ある時は大富豪に雇われたメイド……なんて。
霧崎:「これは私に与えられた咎ですので」
当然ながら街中を歩けば目立つ目立つ。
しかし霧崎さんは、その視線を全く気にも留める様子は無い。
そうしているうちに、試着室からリサと絵恋さんが出て来た。
当然ながら試着室は1人用の個室なのだが、絵恋さんがリサと2人で入りたがってしょうがなかった。
何とか宥めすかし、1人ずつ着替えてもらっている。
リサ:「どう?先生?似合う?」
愛原:「おー、似合う似合う」
といっても、中等部の制服とあまり雰囲気は変わらない。
違うのは何度も先述している通り、ブレザーがシングルからダブルに変わっただけだ。
スカートやリボンの色も変わらない。
上からモスグリーンのブレザー、ベスト並びにスカートはグレー、リボンは臙脂色という、まるで昔の東京無線タクシーの制服みたいな感じだったのである。
因みにここ最近、女子もスラックスを選べる学校が出て来たらしい。
東京中央学園では、未だ検討中とのこと。
高橋:「少しデカくないスか?」
愛原:「善場主任もそうだったが、高校の時に急成長することがあるらしい。特に、リサ・トレヴァーの傾向として。サイズが合わなくなって買い直すよりはマシってことだ」
高橋:「なるほど」
絵恋:「り、リサさん!?萌えぇぇぇぇっ!!」
案の定、絵恋さんはリサの高校制服を見て悶絶した。
高橋:「毎回登校する度にこれじゃ、こっちも大変だぜ?」
高橋は眉を潜めて、悶絶している絵恋さんを指さしながら霧崎さんに言った。
霧崎:「大丈夫。そのうち慣れるから」
店主:「こちらが体操服になります。こちらも試着されますか?」
愛原:「あ、いえ、大丈夫です。今の体操服でピッタリということは、それよりサイズアップされたものなら着れるはずなので」
私は断った。
本当は試着しておくに越した事は無いのだが、それでまた絵恋さんが悶絶されても困るからだ。
因みに高等部の体操服は、中等部と同じながら色違いである。
具体的にはショートパンツやジャージの色が中等部はライトグリーンで、高等部がダークグリーンになるだけだ。
緑色に拘っているのは、正に学園のシンボルカラーだからだろう。
因みにスクール水着は、夏前に改めて学校で購入することになる。
但し、水着に関しては中等部と何ら変わらない(が、やっぱりグリーンである)。
工業系の池袋高校だと、この他に作業服もあるらしいが、それもきっと緑色なんだろうなぁと思う。
本八幡にも系列の高校があるが、そちらは商業系である。
霧崎:「それでは御嬢様、私服にお着替えを。そろそろお帰りの時間でございます」
絵恋:「そ、そうね」
リサ:「じゃあ着替える」
リサはさっさと試着室に入って行った。
そして高校の制服や体操服を受け取ると、迎えに来ていた新庄さんの車に乗り込んだ。
新庄:「それでは、埼玉に向かいます」
黒塗りのアルファードに乗り込む。
霧崎さんは助手席に座り、私と高橋が真ん中、リサと絵恋さんが後ろに座った。
そして、車が走り出した。
すぐに錦糸町から首都高に入るが、絵恋さんがトイレに行きたいということで、途中の箱崎ジャンクションにある箱崎パーキングエリアに立ち寄る。
ついでなので私も車を降りて、小用に向かった。
当然の如く、高橋もついてくる。
霧崎:「御嬢様は少しお時間が掛かりますので、しばらくお待ち願います」
トイレから出た後で、外で待っている霧崎さんが深々と頭を下げる。
愛原:「そうなのか。何かあったのか?」
リサ:「サイトー、さっきの興奮のせいで、アレがアソコからドバッと出たからちょっと【お察しください】」
愛原:「た、大変だな。女性用の生理用品は消費税非課税にするか、年末調整で還付してあげてほしいくらいだ」
しょうがないので、私は自販機で飲み物を買った。
リサ:「オレンジジュースとポッキー」
リサがジュースとお菓子をおねだりしてきた。
愛原:「はいよ。だけど、向こうに着いたら昼食会だぞ?」
リサ:「甘い物は別腹」
愛原:「あ、そう」
高橋:「俺は一服して来ます」
霧崎:「では、私も一旦失礼致します」
愛原:「あ、ああ」
そういえば霧崎さんも喫煙者だったな。
メイド服姿でタバコを吸う霧崎さん。
メイド萌えの人々にとっては、絶望でしかない。
いや、それとも新たな萌え要素となるだろうか。
[同日12:00.天候:晴 埼玉県さいたま市中央区上落合 斉藤家]
こうして昼頃には、私達は斉藤家に到着することができた。
新庄:「お疲れ様でございます」
愛原:「どうもありがとうございます」
私達はスライドドアから車外に降りた。
一方、霧崎さんは助手席のドアから降りると、荷物を手に先に家の中に入った。
メイド一同:「お帰りなさいませ、御嬢様!いらっしゃいませ、愛原様!」
愛原:「はは……こんにちは」
高橋:「一段とメイドカフェっぽくなりましたねぇ……」
リサ:「メイドさん、増えてる?」
ダイヤモンド:「こちらへどうぞ。御昼食の準備が整ってございます」
愛原:「ありがとう」
私達は家の中に上がらせて頂き、そしてダイニングへと通された。
私の名前は愛原学。
都内で小さな探偵事務所を経営している。
今日はリサの高校制服が出来上がったので、取りに行くところだ。
まあ、必然というか何とかいうか、斉藤絵恋さんも一緒にである。
愛原:「やっぱりメイド服は目立つなぁ……」
私は高橋と一緒にリサを連れて来たのだが、絵恋さんは専属のメイドである霧崎真珠さんと一緒に来た。
メイドだからって、本当にメイド服を着ている。
それ以外の服を着るのは、高橋とデートする時だけである。
その時は一転して、迷彩柄の入った服を着る。
何か、どっかのアニメにあったような気がするなぁ……。
ある時は軍隊の特殊部隊員、ある時は大富豪に雇われたメイド……なんて。
霧崎:「これは私に与えられた咎ですので」
当然ながら街中を歩けば目立つ目立つ。
しかし霧崎さんは、その視線を全く気にも留める様子は無い。
そうしているうちに、試着室からリサと絵恋さんが出て来た。
当然ながら試着室は1人用の個室なのだが、絵恋さんがリサと2人で入りたがってしょうがなかった。
何とか宥めすかし、1人ずつ着替えてもらっている。
リサ:「どう?先生?似合う?」
愛原:「おー、似合う似合う」
といっても、中等部の制服とあまり雰囲気は変わらない。
違うのは何度も先述している通り、ブレザーがシングルからダブルに変わっただけだ。
スカートやリボンの色も変わらない。
上からモスグリーンのブレザー、ベスト並びにスカートはグレー、リボンは臙脂色という、まるで昔の東京無線タクシーの制服みたいな感じだったのである。
因みにここ最近、女子もスラックスを選べる学校が出て来たらしい。
東京中央学園では、未だ検討中とのこと。
高橋:「少しデカくないスか?」
愛原:「善場主任もそうだったが、高校の時に急成長することがあるらしい。特に、リサ・トレヴァーの傾向として。サイズが合わなくなって買い直すよりはマシってことだ」
高橋:「なるほど」
絵恋:「り、リサさん!?萌えぇぇぇぇっ!!」
案の定、絵恋さんはリサの高校制服を見て悶絶した。
高橋:「毎回登校する度にこれじゃ、こっちも大変だぜ?」
高橋は眉を潜めて、悶絶している絵恋さんを指さしながら霧崎さんに言った。
霧崎:「大丈夫。そのうち慣れるから」
店主:「こちらが体操服になります。こちらも試着されますか?」
愛原:「あ、いえ、大丈夫です。今の体操服でピッタリということは、それよりサイズアップされたものなら着れるはずなので」
私は断った。
本当は試着しておくに越した事は無いのだが、それでまた絵恋さんが悶絶されても困るからだ。
因みに高等部の体操服は、中等部と同じながら色違いである。
具体的にはショートパンツやジャージの色が中等部はライトグリーンで、高等部がダークグリーンになるだけだ。
緑色に拘っているのは、正に学園のシンボルカラーだからだろう。
因みにスクール水着は、夏前に改めて学校で購入することになる。
但し、水着に関しては中等部と何ら変わらない(が、やっぱりグリーンである)。
工業系の池袋高校だと、この他に作業服もあるらしいが、それもきっと緑色なんだろうなぁと思う。
本八幡にも系列の高校があるが、そちらは商業系である。
霧崎:「それでは御嬢様、私服にお着替えを。そろそろお帰りの時間でございます」
絵恋:「そ、そうね」
リサ:「じゃあ着替える」
リサはさっさと試着室に入って行った。
そして高校の制服や体操服を受け取ると、迎えに来ていた新庄さんの車に乗り込んだ。
新庄:「それでは、埼玉に向かいます」
黒塗りのアルファードに乗り込む。
霧崎さんは助手席に座り、私と高橋が真ん中、リサと絵恋さんが後ろに座った。
そして、車が走り出した。
すぐに錦糸町から首都高に入るが、絵恋さんがトイレに行きたいということで、途中の箱崎ジャンクションにある箱崎パーキングエリアに立ち寄る。
ついでなので私も車を降りて、小用に向かった。
当然の如く、高橋もついてくる。
霧崎:「御嬢様は少しお時間が掛かりますので、しばらくお待ち願います」
トイレから出た後で、外で待っている霧崎さんが深々と頭を下げる。
愛原:「そうなのか。何かあったのか?」
リサ:「サイトー、さっきの興奮のせいで、アレがアソコからドバッと出たからちょっと【お察しください】」
愛原:「た、大変だな。女性用の生理用品は消費税非課税にするか、年末調整で還付してあげてほしいくらいだ」
しょうがないので、私は自販機で飲み物を買った。
リサ:「オレンジジュースとポッキー」
リサがジュースとお菓子をおねだりしてきた。
愛原:「はいよ。だけど、向こうに着いたら昼食会だぞ?」
リサ:「甘い物は別腹」
愛原:「あ、そう」
高橋:「俺は一服して来ます」
霧崎:「では、私も一旦失礼致します」
愛原:「あ、ああ」
そういえば霧崎さんも喫煙者だったな。
メイド服姿でタバコを吸う霧崎さん。
メイド萌えの人々にとっては、絶望でしかない。
いや、それとも新たな萌え要素となるだろうか。
[同日12:00.天候:晴 埼玉県さいたま市中央区上落合 斉藤家]
こうして昼頃には、私達は斉藤家に到着することができた。
新庄:「お疲れ様でございます」
愛原:「どうもありがとうございます」
私達はスライドドアから車外に降りた。
一方、霧崎さんは助手席のドアから降りると、荷物を手に先に家の中に入った。
メイド一同:「お帰りなさいませ、御嬢様!いらっしゃいませ、愛原様!」
愛原:「はは……こんにちは」
高橋:「一段とメイドカフェっぽくなりましたねぇ……」
リサ:「メイドさん、増えてる?」
ダイヤモンド:「こちらへどうぞ。御昼食の準備が整ってございます」
愛原:「ありがとう」
私達は家の中に上がらせて頂き、そしてダイニングへと通された。
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