伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
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東京新聞12/4「食品出荷制限増 なぜ今」福島県外にも産地拡大

2012-12-10 18:32:47 | 放射能問題
東京新聞12/4に「食品出荷制限増 なぜ今」という記事が出た。
放射能は長期間環境中にとどまって影響を及ぼしていると理解しているのだが、世間一般では違うのだろうか?



この出荷制限というのも、国の基準100ベクレル/kgなのだから、とても安全とは言えない。
食品の安全基準が100ベクレルと環境省の原子炉等規制法のクリアランスレベル100ベクレルが同じというのは、どう考えても解せない。
クリアランスレベルとは原発を廃炉にした時に出る資源のリサイクルのための基準なのだから、おかしいでしょ。

定量下限値をせめて1~5ベクレルできちん測定し、値を公表してもらわない限り安心できない。

厚労省「原子力災害対策特別措置法に基づく食品に関する出荷制限等」
  
  ↓

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002pryu-att/2r9852000002ps4o.pdf

出荷制限
規制値を超過した品目について、地域的な広がりが認められる場合設定。

摂取制限
規制値を著しく超過した品目について、サンプル数に関わらず設定。

以前NHKのアサイチという番組で、「原木しいたけは簡単に家でできますよ。手軽に原木はホームセンターで手に入るし」などと特集していてびっくりした。

佐倉市でもまだ原木しいたけの出荷制限が解けていない。
シーズンを前にしてすべての生産者の原木をサンプル調査し、50ベクレル/kgの場合は作らないように、と指導していた。
それほど原木の汚染が深刻だし、西の地域の原木が手に入らない状況だが。