服部万里子さんをお呼びして介護保険改正についての学習会を開催。
約100人の方の参加で関心の高さを示してた。
来年度、介護保険が大きく変わり、特養に新規入居できるのは「要介護3」以上に限定される。
単身で年金収入280万円以上、夫婦で359万円以上の人の利用料が2割に跳ね上がる。
また、要支援1・2の人が利用する訪問介護、通所介護(デイサービス)が介護保険から切り離され、市町村の事業に変わる。
私たちの老後はどうなるのだろう。
保険料を納めるだけで、使えない?介護保険になるのだろうか。
NPO渋谷サポートセンターの理事長で長年介護の現場で活躍され、現在立教大学で教えていらっしゃる服部さんに改正後の介護保険を話していただいた。
結局、団塊の世代が高齢者となり、介護費用がかかるための改正。
持続可能な社会保障制度の確立が目的ということだが、使えなくなることは確か。
施設利用を減らし、在宅を増やせばおのずと費用が減る。
また、介護保険に医療が関わってきたことが改正点。
医療保険を介護保険に移行させ、そのうち単価を上げて行って、介護保険を使えさせないようにするだろう。
各病院では在宅復帰率が重要となり、緊急入院したとしても在宅復帰が重要となり、出せ、だせ、出せと退院させられる。
在宅とは、必ずしも自宅でなくても良く、特定医療施設でも介護付き有料老人ホームでもサービス付高齢者住宅への移行も可能だが、それもお金の問題。
特養ホームに入居出来なくて心配されるのは、
虐待の増加、介護放棄、介護心中、介護殺人が起こるのではないだろうか。
お金がなくて、家族がなくて、年寄の要介護になる条件は、疾患と老衰。
お風呂に一人では入れなくてデイサービスで入浴している現状がある。
より長く在宅で暮らすため、医僚・福祉・介護の連携をしていく必要がある。
服部さんからのアドバイス。
心臓病の人が病院から出される利尿薬を、トイレが近くなるからと勝手に飲まなくて病状が悪化したが、きちんと患者さんに薬の説明をすることが重要。
1日3回の薬を飲むのが一人でできなければ、医療者と相談して、1日1回で済む薬に替えてもらえる。
相談は薬剤師さんにするのがベスト。
入院時から在宅になった時を具体化することが重要。
例えば、ケアマネージャーは入院日から在宅に戻れる状態を病院にも示し、家族に対しても示すことが大事。
本人にも、家にいるときと同じ状況をなるべくつくる。
ベットに寝たままではなく、家で読んでいた新聞を持っていくなど、日常と同じように過ごさせる。
在宅をより長くできるようにするには、ケアマネージャーと訪問看護を連携しながらやっていく。
いざと言う時のために、入院一式を用意しておくこと。
倒れた時、他人に用意してもらうことは大変なこと。
これから、介護者が不足するため外国からの研修生を低賃金で使おうとすると、介護現場の賃金が低賃金となり、介護者のなり手がますます不足していくだろう。
医療現場と同じ状況となることが予想される。
また、市町村の格差が出てくるだろう。
さて、参加者からのリクエスト。
施設一覧と服部さんからの施設を選ぶときのアドバイスです。
見栄で選ばない事。
見かけはあきるから。自分の生き方に会っているかどうかで選ぶこと。
1日体験をして見極めたほうがいいでしょう。
体験談からの質問。
夫が倒れて、認定申請をして待っている間にどんどん状態が悪くなってしまった。
どうして認定までにあんなに時間がかかるのだろう。
必要なサービスも受けられなくて、どうしていいかわからない。
服部さんからのアドバイス。
認定は申請から30日で出すことになっている。
しかし、時間がかかっているなら、きちんと早くしてほしいと言ったほうが良い。
症状が進んでいくようなら、ケアマネと相談して、先にサービスを使ったらいい。
状態はあっという間に変わるので、24時間看護を入れたほうが、連携が良くなるだろう。
病状の悪い人は主治医と連携して、ベッドを確保をすることになっているので。
さすがに長年のケアマジャーとしての実績から打ち出されたアドバイスでした。
苦手な介護保険でしたが、分かりやすく介護保険の改正点を話していただきました。
ありがとうございました。
約100人の方の参加で関心の高さを示してた。
来年度、介護保険が大きく変わり、特養に新規入居できるのは「要介護3」以上に限定される。
単身で年金収入280万円以上、夫婦で359万円以上の人の利用料が2割に跳ね上がる。
また、要支援1・2の人が利用する訪問介護、通所介護(デイサービス)が介護保険から切り離され、市町村の事業に変わる。
私たちの老後はどうなるのだろう。
保険料を納めるだけで、使えない?介護保険になるのだろうか。
NPO渋谷サポートセンターの理事長で長年介護の現場で活躍され、現在立教大学で教えていらっしゃる服部さんに改正後の介護保険を話していただいた。
結局、団塊の世代が高齢者となり、介護費用がかかるための改正。
持続可能な社会保障制度の確立が目的ということだが、使えなくなることは確か。
施設利用を減らし、在宅を増やせばおのずと費用が減る。
また、介護保険に医療が関わってきたことが改正点。
医療保険を介護保険に移行させ、そのうち単価を上げて行って、介護保険を使えさせないようにするだろう。
各病院では在宅復帰率が重要となり、緊急入院したとしても在宅復帰が重要となり、出せ、だせ、出せと退院させられる。
在宅とは、必ずしも自宅でなくても良く、特定医療施設でも介護付き有料老人ホームでもサービス付高齢者住宅への移行も可能だが、それもお金の問題。
特養ホームに入居出来なくて心配されるのは、
虐待の増加、介護放棄、介護心中、介護殺人が起こるのではないだろうか。
お金がなくて、家族がなくて、年寄の要介護になる条件は、疾患と老衰。
お風呂に一人では入れなくてデイサービスで入浴している現状がある。
より長く在宅で暮らすため、医僚・福祉・介護の連携をしていく必要がある。
服部さんからのアドバイス。
心臓病の人が病院から出される利尿薬を、トイレが近くなるからと勝手に飲まなくて病状が悪化したが、きちんと患者さんに薬の説明をすることが重要。
1日3回の薬を飲むのが一人でできなければ、医療者と相談して、1日1回で済む薬に替えてもらえる。
相談は薬剤師さんにするのがベスト。
入院時から在宅になった時を具体化することが重要。
例えば、ケアマネージャーは入院日から在宅に戻れる状態を病院にも示し、家族に対しても示すことが大事。
本人にも、家にいるときと同じ状況をなるべくつくる。
ベットに寝たままではなく、家で読んでいた新聞を持っていくなど、日常と同じように過ごさせる。
在宅をより長くできるようにするには、ケアマネージャーと訪問看護を連携しながらやっていく。
いざと言う時のために、入院一式を用意しておくこと。
倒れた時、他人に用意してもらうことは大変なこと。
これから、介護者が不足するため外国からの研修生を低賃金で使おうとすると、介護現場の賃金が低賃金となり、介護者のなり手がますます不足していくだろう。
医療現場と同じ状況となることが予想される。
また、市町村の格差が出てくるだろう。
さて、参加者からのリクエスト。
施設一覧と服部さんからの施設を選ぶときのアドバイスです。
見栄で選ばない事。
見かけはあきるから。自分の生き方に会っているかどうかで選ぶこと。
1日体験をして見極めたほうがいいでしょう。
体験談からの質問。
夫が倒れて、認定申請をして待っている間にどんどん状態が悪くなってしまった。
どうして認定までにあんなに時間がかかるのだろう。
必要なサービスも受けられなくて、どうしていいかわからない。
服部さんからのアドバイス。
認定は申請から30日で出すことになっている。
しかし、時間がかかっているなら、きちんと早くしてほしいと言ったほうが良い。
症状が進んでいくようなら、ケアマネと相談して、先にサービスを使ったらいい。
状態はあっという間に変わるので、24時間看護を入れたほうが、連携が良くなるだろう。
病状の悪い人は主治医と連携して、ベッドを確保をすることになっているので。
さすがに長年のケアマジャーとしての実績から打ち出されたアドバイスでした。
苦手な介護保険でしたが、分かりやすく介護保険の改正点を話していただきました。
ありがとうございました。