職人の鍔迫り合いを見せつけた映画のみんなのいえ。
三谷幸喜さんのエッセイで、イギリスでこれを上映したら、意外なシーンで大爆笑だったというエピソード。
それは田中邦衛さんが新聞紙を広げて、足の爪を爪切りで切り始めた場面だったそうだ。
どうもイギリス人の習慣では、爪は風呂場で切るものであり、昼間の床で新聞紙を広げて爪を切る人物描写が何やってんだ!に映ったようだったそうだ。
確かに爪は柔らかくなり、切った爪はそのまま排水溝へ。身体の無駄なものを洗い流す場所としては確かに風呂場がピッタリだと気付けた。
この発想、伸ばしてみたくないですか?
実は他にもこれに類する風呂場でやればもっといいものは多い。
ナンバーワンは歯磨き。
あらゆる角度から口の中に歯ブラシを突っ込んで磨くとしたら、洗面所で着衣をして行うよりも効率的だ。洗い流せばいいのだから、涎も気にならない。
歯間ブラシのフロス、これも風呂場でやる方がいい。あの不格好さったらない。
次は他の方も実践していると思うのが、髭剃り。
クリームを付けて行うなら尚更風呂場の方が好都合ではないか?首筋に残ったクリームを洗い流すのなら、断然風呂場の方が好都合だ。
ご存知の方も多いだろうが、お風呂場は磁石で何でもくっ付く壁仕様になっている場合が多い。
磁石棚のポケットに爪切り、歯磨きセット、髭剃りを入れて、全部お風呂場で済ませたらいかがでしょうか?
実は私は基本はトリマーで髭は微妙な長さで伸ばしています。(なので洗面所でイケる)
アンティークを直す場面や、アメリカ家屋への造詣とか、映画みんなのいえも思い出すととても面白い映画でしたね。
観直し決定です!