強力な友情で結ばれた四人。
いちばんすきな花の最終回は、みんなの居場所だった椿さん家(ち)を失っても、友人関係は場所を問わず続き続けるというラストに向かう。彼らにとっていちばん好きな人はそれぞれ他の三人だった。
それを4人の共通の知人の美鳥を通じて実感し合う。
最後の最後に、一人一人が自分の成長として、どうでもいい人間関係を唾棄出来た様を披露する。
紅葉は、同窓会LINEグループから一番に抜け出したことを。
夜々は、どうでもいい人にも口悪く出来たと。
ゆくえは、義理で呼ばれたであろう、薄い友人関係の女友達からの結婚式の招待状に欠席に丸して返信したと。
三人は、いつでも戻れる強固な友人関係を手にして、ちゃんと強気で居られる様になったことを自慢し合った。
ここで最後まで頓珍漢な椿は、「夜々ちゃんのお店以外の」美容院に通い始めた(2度行った)と言い出す。
確かに「二度目がない人間関係を好んでた」椿からは成長したが、椿に好意を寄せてる美容師の夜々にとっては、聞きたくもない自慢話。
しばらくむくれていたが、ゆくえが察して話題を変え、大騒ぎを店員に注意されたことをきっかけに、仲良い言い合いをしながら退店していくシーンで物語は終わった。この関係が永遠に続くことを予感させながら。
最後の最後に響いている台詞が「4人じゃないと意味ない」でした。
※ここが家具店のテーブルだったと後で気付きました。
深く心に刻まれたこのドラマは、来週届くシナリオを読んで心の奥に沈める。
メインテーマ(であった筈)の男女の友情は成立するかは、「基本人に拠る」という印象でした。
主題歌の藤井風の「花」は何度も聴いたので、いつかどこかで唄います。
いいシナリオはやっぱり手に入れるに限る。
余韻は、ふぞろいの林檎たちと一緒で、もう少しこのグループを観ていたいというものでした。続編、有ったらすんごく嬉しいです。夜々ちゃんの口悪、進化を期待です。笑
考察はそこいら中にあるのですが、確信めいた記事を発見したので追記しておきます。
私からしても彼らは20個も30個も下の世代です。
彼らの悩みが分かるのか?は正直少し戸惑いもあったことは事実ですが、内向的な思考をポジティブな方向に懸命に変えようとしていく彼らの描かれ方と結び付きは眩ゆいくらいでした。