萌えてばかりもいられない!

そんなに色々なことにやたらと深い造詣などいだけないから適当に綴っていこうかしらん

首 の前と後

2023-11-30 05:39:00 | 推薦します!
北野武監督作品はあまり観たことがない。
その男凶暴につき以来という状態かもしれない。

構想30年。もしも30年前に作られていたら、かなり新鮮な発想だったかもしれない。

映像の追求は黒澤映画を思い起こさせる。


ということで、昨夜、首を観て来ました。
確かに450年から500年前の時代は日本は戦国時代で、日本中で戦争が行われていたという状況。
いつ自分が殺される側に周るとも限らない世界。

異端の信長像も、侍社会の異様さも想像出来る。

もし30年前に「本能寺の変」の真相を今回の形で世に問うていたら、司馬遼太郎も唸ったかもしれないが、20年前に読んだ本(信長死すべし)の方が私には衝撃的に感じた。
根底には国盗り物語以降、私は明智光秀のファンということもある。

ただCGではあっても、(北野監督の)頭の中のイメージの画像化には圧倒された。

それこそ黒澤映画を観た後の、画像の迫力への憧憬に近い感覚かもしれない。

映像美に対する渇望みたいなものが、鑑賞後に湧き上がる。

極力ネタバレ無しで感想を書いてみたが、いかがであろう?


一部辿々しい台詞や被りでよくOK通したなという場面はありますが、その方がリアルだという判断かと。

是非ご確認下さい。

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