夏山登山シリーズの第2弾として、長野県東御市にある湯ノ丸山と烏帽子岳を登ってきた。湯ノ丸山は、以前スキーに来たことがあり登山も良さそうな場所だと気になっていた山である。今回は、ドタキャンもあったりして「たけチャンマン」さんと初めて二人で行くことになった。
上信越道の東部湯ノ丸ICを下りて登山口の地蔵峠に着いたのは、午前2時前だった。だだっ広い駐車場に止まっている車はほとんどなくガラガラだった。トイレ近くに車を止め、5時まで仮眠をする。標高1700mもある場所だけに、明け方はかなり冷え寝袋の中が温かかった。ほぼ3時間しか眠らなかったが、眠い目をこすりながらも5時には起床する。
もうあたりは明るく、周辺にも数台の車が止まっていたが相変わらず車は少ない。目の前には湯ノ丸スキー場のゲレンデが見える。雲が多く快晴ではないが雨の心配はなさそうで5時35分くらいから歩き出す。

湯ノ丸キャンプ場に向かう林道入口の鎖の横から入っていく。

ほどなく湯ノ丸キャンプ場の広場に到着する。

キャンプ場の先には、臼窪湿原という湿原があった。アヤメやニッコウキスゲ、ノアザミなどいろんな花が咲いている。小さい湿原だが、登山前に一回りして散策する。


(ニッコウキスゲ) (ノアザミ)
登山道入口には、入山者を数えるカウンターが設置されている。カウンターを通り抜け登山道を進み5分ほどで、中分岐につく。烏帽子岳と湯ノ丸山の分岐である。まずは先に烏帽子岳に進むことにした。

このコース沿いにはいろんな高山植物が咲き乱れていた。

(シモツケソウ) (ヤマオダマキ)

(クルマユリ) (ミネウスユキソウ)

(ハクサンフウロ) (シャジクソウ)
しばらくは緩やかなコースが続き写真を撮るのも気が楽だ。少し急坂になってきて空しか見えなくなってきた頃、ピークが見えたので烏帽子岳に着いたかと思った。ところが、ガイドブックに書いてあったとおり、そこは偽烏帽子と呼ばれるピークだった。その先には、まだ大きいピークが見えていた。それでも、本物のピークもそれほど遠くはない。岩峰の尾根から大岩の積み重なりを越えると烏帽子岳山頂(2066m)だった。時刻は7時25分くらいだ。歩き出して2時間はかかっていない。烏帽子岳からは360度の大展望だと聞いていたが、周りはガスがかかりまったく見えない。とりあえず山頂証拠写真を撮る。

雲の合間に僅かに隙間ができて日が差し込んできた。朝日に照らされた新緑の斜面が、きれいだった。

烏帽子岳を下り湯ノ丸山への上り斜面に取り付く。しばらくして、下ってくる登山者とすれ違う。この日初めて出会った登山者だ。朝早い為なのか、烏帽子岳までは誰にも会わずここで出会えてホッとする。
ほぼ1時間ほどで湯ノ丸山南峰に到着する。ここで10名ほどの登山者に出会う。やはり登山者はこれから増えそうだった。その先に、北峰があるので先ずそちらに行ってみることにした。10分ほどで湯ノ丸山の北峰(2096m)に到着する。大岩が積み重なる山頂であまり広くないので写真を撮って南峰に戻る。

こちらが湯ノ丸山南峰(2101m)である。南峰は広い頂となっており休憩するのはいい場所である。ただ残念なことに相変わらずガスがかかり展望はまったくない。時間は9時を過ぎており、お腹もすいてきていたのでガスでお湯を沸かすなどして長めの休憩とした。

充分休憩をとり、地蔵峠に向けて下りだす。時折雲間からの日射しが眩しい。湯ノ丸スキー場のゲレンデもよく見えてきた。下から登ってくる登山者の数も増えている。

30分ほど下った頃、小学生の集団登山に遭遇する。100人以上もの小学生が登ってきて暫し通り過ぎるのを待つ。何処から来たのか聞いてみると埼玉からだという。林間学校の一環で湯ノ丸高原に宿泊して、この日は登山だったようだ。

その下でも、別の小学生の団体に遭遇する。こちらは地元東御市の小学生だった。

地蔵峠には、11時前に着いてしまった。このまま温泉に寄っても、かなり早く帰れそうだったが何かもったいない。地蔵峠の駐車場に池の平湿原に行くシャトルバスが止まっており11時発の便があるというので、パンフレットを貰っていそいで飛び乗る。池の平湿原はこの辺りでは有名な観光地らしい。地蔵峠から湿原までの道はマイカー規制となっており、バスでしか行けないそうだ(ただし歩きはOK)。
池の平湿原は大勢の観光客で賑わっていた。こちらも小学生の団体が多い。かなり広い湿原は高山植物の宝庫である。きれいに整備された木道を歩きながら散策ができる。


咲き出したアヤメがいたるところで見られる。

「忠治の隠岩」と書かれた看板があり大きな岩が見える。国定忠治が隠れた岩なのだろうか。

「鏡池」の水面には山並みがきれいに写っていた。

小学生が、楽しそうに]歩き回っている。

池の平湿原にもいろんな花が咲いている。

(トラノオ) (蕾に止まるトンボ)

(アヤメ) (コマクサ)
標高2000mにある池の平湿原の空気は爽やかだ。谷間から沸き立つ雲もいい感じだ。

湿原を一通り見学してシャトルバス乗り場に戻る。12時半のバスがあると思い込んでいたのだが、13時までないとのことで歩いて地蔵峠まで戻ることにする。幸いなことに、車道以外に登山道が別にあったので、下るのも気楽だ。約4.5キロの道のりを歩く。歩いていく人はあまりないようで、登山道はかなり草が生い茂っていた。トレイルランに嵌っている「たけチャンマン」さんは、いいコースだと喜んでしまい歩きでは我慢できずに走り出していた。


私も「たけチャンマン」さんにつられてさっさと下ってしまい13時には地蔵峠に着いてしまった。歩くと50分ほどかかると聞いていたが30分で下ってしまったようだ、おかげで下りのシャトルバス代500円を節約できた。

その後は、湯楽里館という地元の日帰り温泉による。高速に入ってからは、ほとんどノンストップで無事帰宅する。家に帰っても午後6時半という明るい時間での帰宅だった。
※おまけ
このクイズの答えはわかるだろうか?池の平湿原で小学生に出されていたクイズだ。
メールを必ず返すのは誰?仮面ライダー、さざえさん、ドラえもんのどれでしょう。

上信越道の東部湯ノ丸ICを下りて登山口の地蔵峠に着いたのは、午前2時前だった。だだっ広い駐車場に止まっている車はほとんどなくガラガラだった。トイレ近くに車を止め、5時まで仮眠をする。標高1700mもある場所だけに、明け方はかなり冷え寝袋の中が温かかった。ほぼ3時間しか眠らなかったが、眠い目をこすりながらも5時には起床する。
もうあたりは明るく、周辺にも数台の車が止まっていたが相変わらず車は少ない。目の前には湯ノ丸スキー場のゲレンデが見える。雲が多く快晴ではないが雨の心配はなさそうで5時35分くらいから歩き出す。

湯ノ丸キャンプ場に向かう林道入口の鎖の横から入っていく。

ほどなく湯ノ丸キャンプ場の広場に到着する。

キャンプ場の先には、臼窪湿原という湿原があった。アヤメやニッコウキスゲ、ノアザミなどいろんな花が咲いている。小さい湿原だが、登山前に一回りして散策する。



(ニッコウキスゲ) (ノアザミ)
登山道入口には、入山者を数えるカウンターが設置されている。カウンターを通り抜け登山道を進み5分ほどで、中分岐につく。烏帽子岳と湯ノ丸山の分岐である。まずは先に烏帽子岳に進むことにした。

このコース沿いにはいろんな高山植物が咲き乱れていた。


(シモツケソウ) (ヤマオダマキ)


(クルマユリ) (ミネウスユキソウ)


(ハクサンフウロ) (シャジクソウ)
しばらくは緩やかなコースが続き写真を撮るのも気が楽だ。少し急坂になってきて空しか見えなくなってきた頃、ピークが見えたので烏帽子岳に着いたかと思った。ところが、ガイドブックに書いてあったとおり、そこは偽烏帽子と呼ばれるピークだった。その先には、まだ大きいピークが見えていた。それでも、本物のピークもそれほど遠くはない。岩峰の尾根から大岩の積み重なりを越えると烏帽子岳山頂(2066m)だった。時刻は7時25分くらいだ。歩き出して2時間はかかっていない。烏帽子岳からは360度の大展望だと聞いていたが、周りはガスがかかりまったく見えない。とりあえず山頂証拠写真を撮る。

雲の合間に僅かに隙間ができて日が差し込んできた。朝日に照らされた新緑の斜面が、きれいだった。

烏帽子岳を下り湯ノ丸山への上り斜面に取り付く。しばらくして、下ってくる登山者とすれ違う。この日初めて出会った登山者だ。朝早い為なのか、烏帽子岳までは誰にも会わずここで出会えてホッとする。
ほぼ1時間ほどで湯ノ丸山南峰に到着する。ここで10名ほどの登山者に出会う。やはり登山者はこれから増えそうだった。その先に、北峰があるので先ずそちらに行ってみることにした。10分ほどで湯ノ丸山の北峰(2096m)に到着する。大岩が積み重なる山頂であまり広くないので写真を撮って南峰に戻る。

こちらが湯ノ丸山南峰(2101m)である。南峰は広い頂となっており休憩するのはいい場所である。ただ残念なことに相変わらずガスがかかり展望はまったくない。時間は9時を過ぎており、お腹もすいてきていたのでガスでお湯を沸かすなどして長めの休憩とした。

充分休憩をとり、地蔵峠に向けて下りだす。時折雲間からの日射しが眩しい。湯ノ丸スキー場のゲレンデもよく見えてきた。下から登ってくる登山者の数も増えている。

30分ほど下った頃、小学生の集団登山に遭遇する。100人以上もの小学生が登ってきて暫し通り過ぎるのを待つ。何処から来たのか聞いてみると埼玉からだという。林間学校の一環で湯ノ丸高原に宿泊して、この日は登山だったようだ。

その下でも、別の小学生の団体に遭遇する。こちらは地元東御市の小学生だった。

地蔵峠には、11時前に着いてしまった。このまま温泉に寄っても、かなり早く帰れそうだったが何かもったいない。地蔵峠の駐車場に池の平湿原に行くシャトルバスが止まっており11時発の便があるというので、パンフレットを貰っていそいで飛び乗る。池の平湿原はこの辺りでは有名な観光地らしい。地蔵峠から湿原までの道はマイカー規制となっており、バスでしか行けないそうだ(ただし歩きはOK)。
池の平湿原は大勢の観光客で賑わっていた。こちらも小学生の団体が多い。かなり広い湿原は高山植物の宝庫である。きれいに整備された木道を歩きながら散策ができる。


咲き出したアヤメがいたるところで見られる。

「忠治の隠岩」と書かれた看板があり大きな岩が見える。国定忠治が隠れた岩なのだろうか。

「鏡池」の水面には山並みがきれいに写っていた。

小学生が、楽しそうに]歩き回っている。

池の平湿原にもいろんな花が咲いている。


(トラノオ) (蕾に止まるトンボ)


(アヤメ) (コマクサ)
標高2000mにある池の平湿原の空気は爽やかだ。谷間から沸き立つ雲もいい感じだ。

湿原を一通り見学してシャトルバス乗り場に戻る。12時半のバスがあると思い込んでいたのだが、13時までないとのことで歩いて地蔵峠まで戻ることにする。幸いなことに、車道以外に登山道が別にあったので、下るのも気楽だ。約4.5キロの道のりを歩く。歩いていく人はあまりないようで、登山道はかなり草が生い茂っていた。トレイルランに嵌っている「たけチャンマン」さんは、いいコースだと喜んでしまい歩きでは我慢できずに走り出していた。


私も「たけチャンマン」さんにつられてさっさと下ってしまい13時には地蔵峠に着いてしまった。歩くと50分ほどかかると聞いていたが30分で下ってしまったようだ、おかげで下りのシャトルバス代500円を節約できた。

その後は、湯楽里館という地元の日帰り温泉による。高速に入ってからは、ほとんどノンストップで無事帰宅する。家に帰っても午後6時半という明るい時間での帰宅だった。
※おまけ
このクイズの答えはわかるだろうか?池の平湿原で小学生に出されていたクイズだ。
メールを必ず返すのは誰?仮面ライダー、さざえさん、ドラえもんのどれでしょう。
