とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2016北海道登山第2弾:樽前山

2016-08-11 19:15:50 | 山登り
8日は、朝から曇り空で今にも雨が降りはじめそうだった。ホテルでの朝食を早めに済ませ、7時に出発する。樽前山の7合目登山口までは、30キロほどあり、7:45には到着する。運転中、雨に降られたが、登山口に着くと青空が見え、陽も射してきていた。


8:00。登山届に記入して登山道を歩きはじめる。多くの市民が登る山として、登山道はしっかり整備されているが、生憎にも、登山道は真っ白いガスの中だ。


周りを見ても、真っ白で視界が効かない。


8:36。山頂(東山)と西山との分岐に着いた。当初の予定では、西山を経由して時計回りにお鉢の周りをぐるっと一周して東山(樽前山最高峰)に行くつもりだったが、標高が高くなるにしたがって、雨風が強くなり、このまま進んでも何も見えないうえ、楽しくもないので、東山だけ行って引き返す事にした。


8:44。樽前山(東山)山頂1022mに到着する。日本二百名山の一つである。雨風がやたらに強くなり、じっとしているのも厳しい。山頂写真を撮って、早々に下山する。


結局、1時間半ほどで登山口に戻る。お鉢を一周して帰ってこれば、3時間半くらいのコースだが、だいぶ時間が余ってしまった。このまま、帰るのも悔しいので、支笏湖周辺の温泉を探して寄って行くことにした。

支笏湖北岸をぐるっと回って行く。南岸側に見えるのは、風不死岳、樽前山などの山並みだが、相変わらず厚い雲の中だ。


10:13。ポロピナイという場所で、少し休憩する。


10:22。丸駒温泉に到着する。この温泉は、もとから知っていたわけではなくスマホで検索したら、「日本秘湯を守る会」の温泉だと書いてあったので興味を惹かれたからだ。丸駒温泉への道は、わざわざこの温泉へ行くだけの為に作られたらしい。


フロントで、日帰り入浴とランチがセットのチケット(1800円)を購入しお風呂に入る。内風呂からは、大きなガラス窓から支笏湖と南岸の山並みが見える。


内風呂から外に出ると、支笏湖を一望できる「展望露天風呂」だ。湖より一段高いところに位置しているので開放感があって、天気が良ければこんな絶景が見られる(丸駒温泉HPより)。


展望露天風呂だけでも十分満足できるのだが、「日本秘湯を守る会」の温泉を名乗るだけあって、目玉は、内風呂から15mほど下った場所にある天然露天風呂だ。「日本秘湯を守る会」の提燈をくぐると、まさに秘湯がそこにあった。


この天然露天風呂は、全国でも約20か所しかないといわれる足元から湧出する天然露天風呂である。浴場と湖を岩場で隔てただけの野趣あふれる造りは、創業当時から変わらぬ姿だという。湯は、支笏湖の湖水と同じ無色透明で、湯の深さは、季節によって上下し、支笏湖の水位と同じである。自然まかせの風情が、秘湯と呼ばれるゆえんだ。この日の水深は、120センチで立っていないと潜ってしまう(丸駒温泉HPより)。


12:00。早めのランチを食べてから、丸駒温泉を出て新千歳空港に向かう。支笏湖から、樽前山方面を展望してみたが、相変わらず雲の中だった。


13:00。レンタカーを返却し、新千歳空港には出発時間の2時間前に無事到着する。十分余裕があると思っていたが、数日前の保安品検査場のトラブルのせいなのか、この日も保安品検査場が大混雑していてかなり時間がかかった。到着がギリギリだったら間に合わなかったかもしれないので、余裕ある時間に戻れたのは正解だった。

参考1.樽前山のコースマップ


参考2.樽前山の高低図