とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2017中央アルプス縦走:1日目伊奈川ダム上登山口~越百小屋

2017-08-15 23:20:41 | 山登り
11日の夜から14日にかけて中央アルプスの越百山から空木岳を縦走する山旅に出かけた。ちょうどお盆の時期となり、各地の山にも多くの登山者が入っている時期ではあるが、この辺りはちょっとマイナーなルートだけに登山者はそれほど多くなく、静かな山旅ができた。参加メンバーは、全部で7名、うち女性が5名となりパーティとしては賑やかだ。

登山の前日19号線沿いの道の駅で仮眠したのち、翌日の朝、伊奈川ダム上登山口まで向かう。登山口の駐車場に着くと結構駐車している車は多かった。既に登っている人たちや渓流釣り、キャンプの人たちも多いのかもしれない。7:00。登山口の入山届けに記入して出発する。


しばらく進むと、車止めのゲートがあり、その脇から林道をしばらく進む。


林道の脇を流れる沢の水量は多く、清冽な流れである。


沢の上の橋を渡る。


再び沢の上を通過する。深い場所では、水の色がエメラルドグリーンだ。


7:50。福栃橋が見えてきた。


福栃橋を渡って右に行くと越百山(こすもやま)へのルートになる。


道標には「KOSMO」と表示されているのが、何だか洒落ている。


8:49。下のコルに到着する。ここでちょっと休憩だ。


その後は、根が張りだした急こう配の尾根をぐんぐん登っていく。


大きく崩れたガレ場の横も通り過ぎる。


12:10。越百小屋に到着する。越百小屋は、定員20名ほどでこじんまりした家庭的な雰囲気の小屋だ。受付を済ますと、休憩室で一旦着替えるように言われる。寝袋に入って寝ることになるため濡れた衣類は脱いで、乾いた服で寝てほしいという事のようだ。ザックも休憩室にまとめて置くように言われる。雨には降られてなかったが、汗をかいて服が湿っていたので我々も着替えて、休憩室でしばらく一休みをする。休憩室では、山に関した言葉のしりとりゲームで盛り上がる。




その後、陽が出てきて明るくなってきたので、小屋前で着替えた服を乾かす。


この日は、早めに小屋に着いたので時間も十分あり、小屋前で小宴会だ。


宴会したベンチの脇には、葉の茎に針状の棘が何本も飛び出ている植物を見つける。棘は、表だけでなく裏側にも出ており、触るととても痛い。あとで、小屋番に名前を聞くとトゲブキと教えられたが、正式にはハリブキというらしい。


夕食前のしばらくの間、寝床で一休みする。大きめの寝袋と毛布があり、一人一畳分のスペースも確保されているので、夜はぐっすり眠れそうだ。


17:00。待ちに待った夕食の時間だ。食前酒に白ワインが出て、ちらし寿司ご飯とおでんというメニューだ。山小屋では、なかなか食べた事のないメニューである。


ちらし寿司ご飯が美味しくてお代わりをするが、みんながお代わりするのですぐなくなってしまった。すると、まだ食べたらない人の為にと、小屋番がお餅を切って、石油ストーブの上で焼いてくれた。焼きたてのお餅に醤油に付けて食べると実に美味しい。


食後も、高山植物のスライドショーを見たり、歓談をしたりしていると消灯時間になってしまった。1日目とは言え、大いに歩き、大いに食べて飲んだのでさすがに疲れていたようだ。寝袋に入るとあっという間に眠ってしまっていた。

参考1.1日目のコースマップ


参考2.1日目の高低図


「2017中央アルプス縦走:2日目越百小屋~越百山~仙涯嶺」に続く。