とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2018伊豆諸島トレッキングツアー:式根島温泉巡り編

2018-01-10 08:08:20 | 観光
遊歩道が終わり、式根島にある3つの野天風呂巡りに向かう。野天風呂は、全てトレッキングの後に歩いていける場所にあるのだ。まず、最初に向かったのが、地鉈温泉(じなたおんせん)だ。


入り口から海の方を覗いてみると、岩場の間から湯気が上がっているのが見える。


階段を下りていくと、岩山を鉈で割ったような絶壁が見えてくる。名前の由来は、地形からきているようだ。


人一人しか通れない岩の隙間を進んでいく。


岩場の間から茶褐色の湯が沸きだしている。巨岩の隙間からお湯が湧きでる様は、ワイルドすぎる。


2~3人しか入れないようなスペースには、既に先客が入っていた。


我々も早速水着に着替えて湯に浸かる。湯壷がいくつかあるが、湯温が高くて入れないところもあり海水と混じって湯加減の丁度良い場所を探して入ってみる。泉質は硫化鉄泉で神経痛や冷え性に効果があり別名「内科の湯」と言われているそうだ。


ところどころに鉄分が酸化して茶色いカスのようなものが浮かんでいるので、白いタオルなどは色が付いてしまうが自然のものだから仕方がない。


温泉の先は、もう太平洋だ。今まで入った野天風呂の中でも一番ワイルドだと言ってもいいほどの温泉である。


地鉈温泉から10分ほど歩いた先にあるのが足付温泉だ。こちらも天然の岩場にある温泉で、泉質は炭酸泉である。切り傷などに効能があるという事で別名「外科の湯」とも言われているそうだ。


地元の人が、土嚢などで海水の侵入を止めてくれた湯壺に入る。海側の方は、海水が染み込んでくるのでやや温いが、奥の方に行くといい湯加減だ。




足付温泉から数分歩くと「松ヶ下 雅湯」がある。こちらは、潮の満ち引きに関係なくいつでも入れる快適な温泉だ。泉質は硫化鉄泉で足湯もある。足元は、コンクリートで固めてあるのでワイルドさは大分薄れているが、大勢で入るには快適な湯舟だ。


中央にはウッドデッキがありベンチも備えられているので、ゆっくりできる。奥の方には、着替え室やシャワーもあるので便利だ。


反対側にも広い湯舟があり、港に入る船を眺めながら湯に浸かっていられる




三つの野天風呂を堪能してから、更に歩いて「憩の家」に向かい、内風呂に入る。こちらは、裸で入る男女別々の普通の温泉だ。最後に潮や汗を流し、野天風呂巡りの仕上げにはちょうどいい。

途中で、島のお土産屋に寄って民宿に戻ると、夕方5時過ぎとなってしまい暗くなってしまっていた。初日から、式根島の自然と野天風呂を大いに楽しめたトレッキングであった。

参考1.今回のコースマップ(民宿から民宿)


参考2.今回の高低図(民宿から民宿)


「2018伊豆諸島トレッキングツアー:神津島トレッキング前編」に続く。