とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2018白馬雪遊びツアー:スノーシュートレッキング編

2018-02-26 22:28:36 | 山登り
先週末は、スノーシュートレッキングとスキーを組み合わせた雪遊びツアーと称して再び白馬に行ってきた。今回も、白馬のペンション「ホームズイン」にお世話になる。

朝8時半にペンションを出て、小谷村役場まで向かう。小谷村役場で、小谷村塩の道の会の会長Sさんと落ち合う予定だ。9時ちょっと過ぎに小谷村役場に到着する。Sさんが今回もガイドとして我々8人のメンバーをスノーシュートレッキングに連れて行ってくれるのだ。スタートは、白馬コルチナスキー場だという事で、Sさんを乗せ、車2台で白馬コルチナスキー場まで車で向かう。駐車場に着き車を降りると、目の前にヨーロピアン風の大きなホテルが飛び込んできた。


白馬コルチナスキー場は、長野県北安曇郡小谷村にあるスキー場である。ゲレンデの目の前にあるのはホテルグリーンプラザ白馬だ。ホテルの赤い屋根は白馬コルチナスキー場の象徴ともいえる。


ゲレンデから少し登ったところで、早速スノーシューを装着する。


しばらくは、初心者用の林間コースの端を歩いていく。


枯れ木に一部分だけ枝の密度が濃く丸くなっている部分が見える。この部分を宿木といい、木の枝に寄生する植物である。鳥が木の実を食べた後、くちばしを木の枝にこすって拭って種が付いたり、糞に混じった種が木の枝で発芽してそのまま他種の木の枝で育ったものだ。


新雪の雪の斜面をぐんぐん登って行く。最初から一番キツイ上りだ。




平になったところで景色を見ながらSさんの説明を聞く。


一旦、下って行く。ほとんど誰も来ないような場所なので雪が深く足がとられる。


風が来ない谷間で一休みして、もぐもぐタイムだ。


カモシカの足跡を発見する。Sさんの話では、昔はこの辺りでもよくカモシカを見かけたというが、最近はめっきり少なくなってしまったそうだ。


お昼過ぎ、広い場所でランチとする。みんな食べ終わったところで、Sさんがおもむろに出したものは、懐かしい童謡・唱歌の歌詞コピーだった。みんなで懐かしい歌を合唱する。


午後もさらに雪山を進んでいく。






ウサギの足跡も発見。他にもテンやキツネ、リスの足跡もSさんが教えてくれた。雪の上に残った足跡から山にはいろんな生き物が活動している事が良く分かる。


広い雪原の向こうには、雄大な山岳風景が望まれる。


名も無き滝の前まで来た。




太い筋の中に足跡が見える。これはイノシシの足跡だ。足が短く体が大きいので筋状に跡が付いている。


秋葉神社前まで来た。半分以上雪に埋もれている。


秋葉神社隣にある大きな杉の木。


鉄の棒を樹木が包み込んで育っている。樹木の生命力の凄さを感じさせてくれる。


沢の上に架かった橋の上を渡る。上を歩いたら沢に落ちてしまうのではないかと、一瞬怖くなってしまったが、下を覗いたらしっかり鉄の橋になっていた。


カーブミラーがこんなにも低い位置に見える。この下が道路だという事だから、積雪2mくらいはあるのだろう。


小谷村役場が見えてきた。


雪が無くなったところで、スノーシューを取り外す。


14:40。小谷村役場前に到着し、スノーシュートレッキングが終わった。


小谷村役場から、Sさんの車で運転手だけ白馬コルチナスキー場まで戻り、自分たちの車を回収する。その後、残りもメンバーも小谷村役場で回収し白馬のペンションに帰った。

歩き始めは雪が降りだして寒かったが、雪が止むと次第に風も止み、曇り空ながらまずまずの景色が堪能できたトレッキングとなった。誰もいない静かな雪山の中を、動物の足跡を見つけたり、雪原に自分だけの足跡を刻んだりと冬の山も楽しいものである。

「2018白馬雪遊びツアー:栂池高原雪の祭典編」に続く。

参考1.今回のコースマップ(小谷村役場から白馬コルチナスキー場までは車で移動)


参考2.今回の高低図(歩行距離5.9キロ、歩行時間5時間)