25日から27日の3日間、北アルプスの表銀座縦走コースを歩いてきた。燕岳から槍ヶ岳までの尾根伝いを歩くコースで、銀座の名の通り登山者が多く賑やかな槍ヶ岳へのメインの登頂ルートだ。燕岳や槍ヶ岳は何度も登っていて馴染みのある山だが、このコースだけは、まだ歩いたことがなかった。念願のゴールデンルートを歩けることで大きな期待で待ちわびていた山行でもあった。
前日の夜、安曇野のタクシー会社に向かう。今回は登山口と下山口が違うという事で、マイカー回送サービスを利用することにしていた。夜9時過ぎにタクシー会社に到着し、一晩タクシー会社の休憩室で仮眠させてもらう。
翌朝、4時過ぎに起床し、朝食を済ませ身支度を整える。メンバー4人が揃ったところで5時にタクシーで中房温泉に向けて出発する。自分の車は、タクシー会社の人が沢渡まで回送してくれる手はずになっている。

6時、中房温泉に到着する。前日から中房温泉に泊まっていたもう一人のメンバーとも合流する。今回は、5人のパーティだ。登山届にパーティメンバーの名前や住所、行動計画などを記入して、箱に投函していく。

中房温泉の登山口(標高1462m)で出発前の写真を撮る。ここから北アルプス三大急登の一つとされる合戦尾根を登ることになるのだ。

7:12。第2ベンチに到着する。合戦尾根には適度な間隔で4つのベンチがあり、休憩がとりやすく、意外と急登が辛くない。

登山道は、急登ながら、人が余裕ですれ違えるほど広く、歩きやすい。

8時。第3ベンチに到着する。

富士見ベンチを過ぎると、花崗岩がむき出しの道になってきた。

9時。合戦小屋に到着する。ちょうど中学生の集団登山と重なり、小屋前は大賑わいだった。残念なことは、合戦小屋名物のスイカが前日から売り切れとなり、まったく食べられなかった事だ。暑い日が続いたこともあって、あっという間にスイカが売り切れとなり補充が追い付かなくなったらしい。

しばらく休憩していたら、ヘリの荷下ろしがあるというので、その様子を見るため小屋前で作業が終わるまで待つことにした。やがて、ヘリが飛来し荷物を下ろし始めた。ヘリの直下は、轟音と風圧でとても目を向けていられない状態だったが、サングラスで防護しながらなんとか写真をとることが出来た。

合戦小屋を出て30分ほど歩くと、槍ヶ岳が見えてきた。この日の最終目的地となる大天井岳も良く見える。

10:30。やっと登山道から燕山荘が見えてきた。北アルプス屈指の山小屋だ。

10:40。燕山荘前の広場に到着する。ここは、槍ヶ岳を眺めるに絶好の展望台だ。

燕山荘で生ビールを飲んで、ひとまず休憩だ。

一息ついたところで、燕岳(つばくろだけ)目指して歩きはじめる。

燕岳は、花崗岩でできた独特の山体を持ち、北アルプスの女王と呼ばれるほど美しい山だ。山頂周辺には、高山植物の女王と言われるコマクサの群生もある。花崗岩がニョキニョキと飛び出している様は、まるで地球とは思えない風景だ。

燕岳では、一番有名なイルカ岩。

めがねのように2つの穴が開いた「めがね岩」。昔は、上の方まで登れたが今は、禁止となっている。

途中で、燕山荘方向を眺めてみる。これから歩く表銀座縦走コースが一望だ。

11:45。燕岳山頂2763mに到着する。その先には、立山連峰や剱岳も見える。

山頂周辺にはコマクサの群落が一杯ある。

12:20。燕山荘前で、槍をバックに記念写真を撮ってから、大天井岳に向けて出発する。

これから進む尾根道は、ずっと槍ヶ岳も見ながら進むことが出来るゴールデンルートだ。

大天井岳へと向かう尾根がずっと続いているのも見える。

12:45。蛙岩までやってきた。

切通岩が見えてきた。前の方では、高校生の団体が険しい岩場を登りだしていた。

切通岩鎖場から少し登り返した所にある喜作レリーフ。大正10年に喜作新道を開拓した猟師の小林喜作のレリーフが岩にはめ込まれている。小林喜作は殺生小屋を作った人物でも知られている。

ハシゴと鎖場を登れば、大天荘まで30分ほどだ。

15:25。大天荘に到着する。ガスが立ち込め視界がなくなってきていたので、すぐ先にある大天井岳登頂はあきらめ、宿泊手続きを済ませるとこの日の行程を終了とした。

参考1.1日目のコースマップ

参考2.1日目の高低図

「2018表銀座縦走ツアー:2日目喜作新道~東鎌尾根~槍ヶ岳」に続く。
前日の夜、安曇野のタクシー会社に向かう。今回は登山口と下山口が違うという事で、マイカー回送サービスを利用することにしていた。夜9時過ぎにタクシー会社に到着し、一晩タクシー会社の休憩室で仮眠させてもらう。
翌朝、4時過ぎに起床し、朝食を済ませ身支度を整える。メンバー4人が揃ったところで5時にタクシーで中房温泉に向けて出発する。自分の車は、タクシー会社の人が沢渡まで回送してくれる手はずになっている。

6時、中房温泉に到着する。前日から中房温泉に泊まっていたもう一人のメンバーとも合流する。今回は、5人のパーティだ。登山届にパーティメンバーの名前や住所、行動計画などを記入して、箱に投函していく。

中房温泉の登山口(標高1462m)で出発前の写真を撮る。ここから北アルプス三大急登の一つとされる合戦尾根を登ることになるのだ。

7:12。第2ベンチに到着する。合戦尾根には適度な間隔で4つのベンチがあり、休憩がとりやすく、意外と急登が辛くない。

登山道は、急登ながら、人が余裕ですれ違えるほど広く、歩きやすい。

8時。第3ベンチに到着する。

富士見ベンチを過ぎると、花崗岩がむき出しの道になってきた。

9時。合戦小屋に到着する。ちょうど中学生の集団登山と重なり、小屋前は大賑わいだった。残念なことは、合戦小屋名物のスイカが前日から売り切れとなり、まったく食べられなかった事だ。暑い日が続いたこともあって、あっという間にスイカが売り切れとなり補充が追い付かなくなったらしい。

しばらく休憩していたら、ヘリの荷下ろしがあるというので、その様子を見るため小屋前で作業が終わるまで待つことにした。やがて、ヘリが飛来し荷物を下ろし始めた。ヘリの直下は、轟音と風圧でとても目を向けていられない状態だったが、サングラスで防護しながらなんとか写真をとることが出来た。

合戦小屋を出て30分ほど歩くと、槍ヶ岳が見えてきた。この日の最終目的地となる大天井岳も良く見える。

10:30。やっと登山道から燕山荘が見えてきた。北アルプス屈指の山小屋だ。

10:40。燕山荘前の広場に到着する。ここは、槍ヶ岳を眺めるに絶好の展望台だ。

燕山荘で生ビールを飲んで、ひとまず休憩だ。

一息ついたところで、燕岳(つばくろだけ)目指して歩きはじめる。

燕岳は、花崗岩でできた独特の山体を持ち、北アルプスの女王と呼ばれるほど美しい山だ。山頂周辺には、高山植物の女王と言われるコマクサの群生もある。花崗岩がニョキニョキと飛び出している様は、まるで地球とは思えない風景だ。

燕岳では、一番有名なイルカ岩。

めがねのように2つの穴が開いた「めがね岩」。昔は、上の方まで登れたが今は、禁止となっている。

途中で、燕山荘方向を眺めてみる。これから歩く表銀座縦走コースが一望だ。

11:45。燕岳山頂2763mに到着する。その先には、立山連峰や剱岳も見える。

山頂周辺にはコマクサの群落が一杯ある。

12:20。燕山荘前で、槍をバックに記念写真を撮ってから、大天井岳に向けて出発する。

これから進む尾根道は、ずっと槍ヶ岳も見ながら進むことが出来るゴールデンルートだ。

大天井岳へと向かう尾根がずっと続いているのも見える。

12:45。蛙岩までやってきた。

切通岩が見えてきた。前の方では、高校生の団体が険しい岩場を登りだしていた。

切通岩鎖場から少し登り返した所にある喜作レリーフ。大正10年に喜作新道を開拓した猟師の小林喜作のレリーフが岩にはめ込まれている。小林喜作は殺生小屋を作った人物でも知られている。

ハシゴと鎖場を登れば、大天荘まで30分ほどだ。

15:25。大天荘に到着する。ガスが立ち込め視界がなくなってきていたので、すぐ先にある大天井岳登頂はあきらめ、宿泊手続きを済ませるとこの日の行程を終了とした。

参考1.1日目のコースマップ

参考2.1日目の高低図

「2018表銀座縦走ツアー:2日目喜作新道~東鎌尾根~槍ヶ岳」に続く。