昨年の本屋大賞を受賞した上橋菜穂子の最高傑作である「守り人」シリーズが、ついに実写化され3月から放送されることが決まった。「守り人」シリーズは、「精霊の守り人」から始まる全10巻の本編と、外伝2巻が刊行されている超大作ファンタジーである。児童文学として描かれた作品ではあるが、主人公の30歳の女用心棒バルサと少年だった皇子チャグムの成長の物語でもあり、大人が読んでも十分に楽しめる内容で、読みだしたら止まらないくらい面白かった作品である。
今回、NHKがラジオ放送を開始してから90年となる事を記念して、日本発のファンタジー大作を4K実写ドラマとして制作を開始したのだという。そして、2016年3月からは全4回、そして2017年、2018年と3年にわたって計22回にわたって放送する予定になっているそうだ。3年間で全12巻分を全てドラマ化するというわけだ。これは、あの大作「坂の上の雲」を彷彿とさせる作り方で、NHKのやる気が充分感じさせられる。
主人公のバルサは、綾瀬はるかである。万能鑑定士Qでは、ちょっと違うと感じたが、バルサはまさに彼女にふさわしい役柄である。激しいアクションをこなすことが出来る女優さんでもあり作品のイメージには、ぴったり合う。その他のキャストは、チャグム:小林颯、タンダ:東出昌大、二ノ妃:木村文乃、シュガ:林遣都、ガカイ:吹越満、バルサ(少女期):清原果耶、ジグロ:吉川晃司、トロガイ:高島礼子、聖導師:平幹二朗、帝:藤原竜也等である。
まず、第1回は2016年3月19日(土)総合夜9時に決まったそうだ。あと、1ヶ月後だが、その日が来るのが待ち遠しい。
NHK「精霊の守り人」公式HPはこちら
http://www.nhk.or.jp/moribito/